内容説明
1939年ナチス・ドイツ脅威下のワルシャワで、戦火のなか、ひたすら演奏を続けるユダヤ人ピアニストがいた。家族と離れ、死の収容所行きを辛うじて免れた彼は、飢えと恐怖に耐え、奇跡的に生き延びる。自らの原体験に回帰したポランスキー監督が、ホロコーストから生還した実在の天才ピアニストを描く感動作。魂を揺さぶる真実の物語。カンヌほか数々の映画賞受賞。写真多数収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
おおとろ|内省的ストーリーテラー
11
☆☆☆ Netflixで映画も視聴済み。2021/08/24
ゆき
11
映画を最後だけちょろっと見て、なんて廃墟ばかりの映画なんだという感想しかなかったのですが、ちゃんと読んでみて意味が分かりました。第2次世界大戦で彷徨うユダヤ人ピアニストの戦中の出来事。最後にドイツ人大尉に助けてもらった件は運命だなーって思いました。2018/02/17
Nobuko Hashimoto
10
映画のシナリオと監督のコメント、脚本家へのインタビュー、歴史年表、翻訳者の解説などから構成される。映画の原作であるシュピルマン氏の回想録とは別。映画の名場面がカラーで多数載っているのも良し。映画では見落としていたことを次々発見。映画本編には説明らしい説明はほとんどないので、理解を助ける資料として使える。2015/10/29
おおとろ|内省的ストーリーテラー
7
☆☆☆☆ 再読2024/08/16
ちゃこ
7
映画の脚本、資料、インタビュー、写真などが収められた一冊。映画を見たのはもう随分前で、当時はまだユダヤ人大虐殺のことを理解していなかったし、ホロコーストやゲットーなんていう単語すら知らなかった。自分で選んでみた映画でもなかった。もう一度、今度は自分で選んで見たい。こちらは脚本なので映像よりもさらに淡々とあっさりとしているように感じましたが、映画制作に至るまでの経緯なども知ることができたのでよかったです。2013/10/05
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