出版社内容情報
あなたは走っていますか?
人生には、走るシーンがつきものだ。中田永一、東山彰良、柴崎友香など、十四人の多彩な作家が腕を競う異色のラン小説アンソロジー。
内容説明
人生は走ることに似て、走ることは人生に似ている―。芥川・直木賞作家から青春エンタメ小説の名手まで、類を見ない豪華メンバーが“走る”をテーマに競作した短編14作、ここに集合!人が次の一歩を踏みだそうとする時、その背中をそっと押してくれる、バラエティー豊かな作品が目白押し。異色のアンソロジーをご堪能あれ。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
119
私は絶対に「走らない!!」と答えよう。14人の作家で綴るアンソロジー『走る?』中田さん、恒川さんのが好みだった。山に登る人はそこに山があるからという。走る人はそこに道があるからと言うだろうか?いや、道など無くても走るんだろうな・・2017/09/26
yanae
90
中田さん目当てで。「走る」をテーマにしたアンソロジー。なんとなく、しをんさんとかのシティマラソンズみたいなアンソロジーをイメージしていたのだけど、そうではなく、文学的な一冊。読んだことない作家さんが多かったのも普段読まない作風の人たちだったからかな。読んで爽快!にはならないけど、走るというテーマで今な色んな解釈をして作品にできるのは面白い。たまには文学的な作品に浸るのもいい。じっくり作品に浸りたいときにはおすすめの一冊です。2017/10/03
ユザキ部長
89
だ、だ、だ、だっと等間隔で聞こえる足音。足裏でシューズがグリップする感覚。思考が変化すると見方が全然違う風景。辛いんだけど走って汗をかかないと気持ち悪い。2018/07/15
おたけஐ೨💕🥒🍅レビューはボチボチと…
86
78/100点 走るというテーマの14編のアンソロジー。変わったテーマだなと思っていたら、作品全てが"Number Do"に掲載されていたと分かり納得しました。初めて読む作家さんが多数なのとテーマのせいか、もう一つ私には楽しめませんでした。それでも気に入った作品は、東山彰良「或る帰省」が一番で、あと遠藤徹「桜の並木の満開の下」、恒川光太郎「リスタート」中田永一「パン、買ってこい」かな。2017/09/26
takaC
71
走れ走れ走れ走れ走れ走れ走れ走れ走れ走れ走れ走れ走れ走れ走れ走れ走れ走れ走れ走れ走れ走れ走れ走れ走れ走れ走れ走れ走れ走れ走れ走れ走れ走れ走れ走れ走れ走れ走れ走れ走れ走れ走れ走れ走れ歩け。2017/10/14