出版社内容情報
十二年前に失踪した恋人が私の前に現れた。だが彼女には何か大きな秘密があるらしい…京都の四季を背景に切なく描く純愛ミステリー。
内容説明
学生時代、冬の日に出会った恋人・雪乃。12年前に姿を消した彼女を、いま警察が追っている。新聞記者になった私は密かに調査を開始した。彼女は何をしたのか。なぜ姿を消したのか。京都の四季を背景に描かれる若き日の恋と、隠された秘密をめぐる現在の日々。『罪の声』の著者が贈る純愛ミステリーの傑作!
著者等紹介
塩田武士[シオタタケシ]
1979年、兵庫県生まれ。関西学院大学卒。神戸新聞社に入社後、2010年『盤上のアルファ』で第5回小説現代長編新人賞を受賞しデビュー。同作は第23回将棋ペンクラブ大賞文芸部門大賞を受賞。2012年、神戸新聞社を退社。2016年『罪の声』で第7回山田風太郎賞を受賞、「週刊文春」ミステリーベスト10で第1位、本屋大賞第3位となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
mariya926
162
あの『罪の声』と『騙し絵の牙』を書いた塩田武士さんの恋愛小説というレビューを読んで、早速リクエストしました!どんな感じなんだろう?とワクワクしながら読み始めましたが、男性作家が書いた恋愛小説でした(笑)キュンキュンさせる要素がまったく無く、逆にうなじとか…男の人が好きそうな写生が多いです(笑)十二年前の出来事なのか?今の出来事なのか?紛らわし場面がたくさんあり、雪乃の性格的にも共感できなかったけど、二人の幸せを望みました。恭平の熱い想い…12年も前のことをちゃんと覚えているのは凄いです。2020/09/29
gonta19
145
2017/8/28 ジュンク堂神戸住吉店にて購入。 2018/9/6〜9/11 「罪の声」で名前を知った塩田さんの初読み。舞台である京都北山、宝ヶ池あたりは自分も学生時代によく行ったところ。その懐かしさだけでなく、スリリングな展開に引き込まれる。上手い作家さんだ。また1人、Must Read作家が増えた。2018/09/11
しいたけ
128
12年の時を経て戻ってきた雪乃。京都を舞台にした若き日の謎を抱えた純愛。雪乃以外ならいらないと思い定めた男の胸の結晶。破天荒に振る舞えるのは、この男の前でだけ。そんな出逢いが、私の大事にしまった純情をも熱くする。雪乃がいじましくてたまらなかった。男が描く男の純情。もう、こういうものしか読みたくないと、読み終えるときふと思った。2018/01/17
ふじさん
88
時代の出来事が、交互に描かれているので話の筋道がなかなか見えず物語に入り込むが大変だった。恭平が学生時代に出会った雪乃は、まれにみる個性の持ち主で、恭平は彼女の謎の人生に振り回されことになる。新聞記者になった恭平は、警察が迫っている雪乃の秘密に迫る、何故姿を消したのか、雪乃は何をしたのか。恭平と雪乃との若き日の恋と隠された真相を巡る日々を京都の四季と絡めて描いた異色の純愛ミステリー。先が見通せない展開の中で、恭平と雪乃の小気味よいやりとりシーンは漫才を見ているような感じで読んでいて面白かった。2025/08/17
mike
79
京都が舞台の恋愛小説と聞いたので、はんなりした静かに胸を打つような話と思っていたけど、全く違うやん。大阪の芸人顔負けのボケとツッコミを所構わず繰り返す男女。この2人の会話がツボすぎて何度も吹いた🤣私にもこういう会話の瞬発力の欠片でいいから備わっていたらな。ところで肝心な話はミステリー仕立てなんだけどこれはう〜ん。最後になって真相が駆け足で明らかになるので薄っぺらい。それから恋愛小説としても、男を振り回す女と振り回されてデレデレしてる男の姿には露ともときめかず。塩田さん、好きだけど、何かごめんね。2026/05/20




