ＭＦブックス 魔導具師ダリヤはうつむかない〈１２〉―今日から自由な職人ライフ

甘岸 久弥【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2025/03発売）

• サイズ B6判／ページ数 324p／高さ 19cm
• 商品コード 9784046846488
• NDC分類 913.6
• Cコード C0093

出版社内容情報

他国の大商会とも取引をするなど、縁をさらに繋げていく魔導具師のダリヤ。
彼女は、武具工房長のヨナスが、その身分を理由にスカルファロット次期当主に仕えることへ反発を受けていると知る。それはヨナスの生母と再婚した、イシュラナ国の大商会の長・ユーセフとも関係の浅からぬことであった。
彼はヨナスを案じイシュラナに来てくれるよう望むが、反して他人行儀なヨナスとの関係に、周囲は心配を募らせる。ダリヤも二人を案じつつ、ヨナスがこの地を離れることはないと確信していた。
「グイード様の『右腕』ですから――」
ある日、ダリヤはロセッティ商会を訪れたユーセフの体調に、何か異変が起きていると気づき――!?
魔導具師ダリヤのものづくりストーリー、運命が交わる第十二弾、開幕！

内容説明

他国の大商会とも取引をするなど、縁をさらに繋げていく魔導具師のダリヤ。彼女は、武具工房長のヨナスが、その身分を理由にスカルファロット次期当主に仕えることへ反発を受けていると知る。それはヨナスの生母と再婚した、イシュラナ国の大商会の長・ユーセフとも関係の浅からぬことであった。彼はヨナスを案じイシュラナに来てくれるよう望むが、反して他人行儀なヨナスとの関係に、周囲は心配を募らせる。ダリヤも二人を案じつつ、ヨナスがこの地を離れることはないと確信していた。「グイード様の『右腕』ですから―」ある日、ダリヤはロセッティ商会を訪れたユーセフの体調に、何か異変が起きていると気づき―！？魔導具師ダリヤのものづくりストーリー、運命が交わる第十二弾、開幕！

著者等紹介

甘岸久弥［アマギシヒサヤ］
山形県出身。２０１８年のエイプリルフールに、小説好きの家族を驚かせようと「小説家になろう」に作品を投稿したことが執筆のきっかけ。投稿からまもなくして本作が話題となり、２０１８年１０月に商業出版デビュー、ＴＶアニメ２０２４年放送（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[こも 旧柏バカ一代]

この巻はヨナス先生の巻だった。ヨナス先生の出生の秘密。身体を壊してしまった母の思い。そのヨナス先生を相談役にするために養子縁組の話となり。ヨナス先生がルチアの兄になった！？靴下を縫ったら合格点。このインパクトに他の事が吹っ飛んだ。最後にはマルチェラの祖父、ベルニージ侯爵の養子となる。親友のためにとはいえ波瀾万丈。

2025/03/24

[青猫ちびすけ]

今回はヨナスの家族の話。ここでもダリヤは無自覚に人を救い上げまくっていて笑う。ベルニージ様の策はここに成れりって回でもあったな。 書き下ろしは、ヴォルフの母お話だった。ヴォルフの家族の話を知るほどに、最初の頃いかに全員が拗らせていたかが分かる。傷ついた子供を思いやる大人があまりにも少なかったというか、大人も傷ついていたというか…不幸なすれ違いも多かったんだろうなぁ。

2025/03/26

[kinta]

ダリヤさんや、金を持っている人や権力者に恩を売ってはいけませんの巻。ダリヤの無自覚な無欲さが他人をひどく過保護にする。それが隣国の風習が過保護を増大。恩は適度に返してもらった方がいいんだなあ…とわが身を顧みる。いやな予感しかしないwww。ヨナスの名づけは母の覚悟。ヨナスの意地が解けていく過程が非常に面白かったし泣けた。

2025/03/30

[らっこ]

ヨナス先生が主役で前巻から続いている親との確執が描かれますが、別れのシーンは胸にくるものがありました。どちらが悪いとか正解というものではないので、気持ちを天秤にかけつつ自分の行動を選択せざるを得ないのが切ないですね。そんな中でもダリヤ先生が徳を積みまくってて逆に怖いですが。また魔剣製作は一旦お休みなものの、夜更けに悪いことに繰り出したり相談役認定したり、少しずつ進んでいるのは安心要素。もう結婚しろよは心の中で叫び過ぎたので、じっくり応援することにします。

2025/04/02

[帝]

プロポーズのセリフを言わせたところはGoodでした。セリフだけですが。しかし、その前に段階を踏まねばならんのだよな…？

2025/03/29