出版社内容情報
島田荘司作品中、初めて映画化された青春ミステリーの傑作!
病院で目覚めた医大生・糸永遥は自分の名前さえ思い出せず、思い出せたのは恋人の雅人の名前だけ。交通事故を起こして大怪我をし、ERに運び込まれた遥は、一過性全健忘によりほとんどの記憶を失ったのだった。
治療の結果、徐々に記憶は回復していくが、事故当時の状況だけがどうしても思い出せない。車に同乗していたはずの雅人の安否もわからず、不安と焦燥で遥はうつ病を発症し自殺未遂を起こす。うつ病の治療のためTMS(経頭蓋磁気刺激法)を受けるが、治療直後から雅人の幻を見るようになる。幻の恋人とデートを重ねる遥は、やがてTMSなしではいられなくなっていく……。
男女のナイーヴな恋愛感情が織りなすミステリーだが、小説版は映画版とは男女の役どころが入れ替わっている。
内容説明
交通事故で記憶喪失に陥った医大生・糸永遥。治療により記憶は回復するが、事故当時の状況だけが思い出せない。不安と焦燥で鬱病を発症した遥はTMS(経頭蓋磁気刺激法)を受けるが、その直後から恋人・雅人の幻が現れる。幻の恋人との逢瀬にのめり込む遥にやがて悲劇が!?島田ミステリ初の映画化作品。
著者等紹介
島田荘司[シマダソウジ]
1948年、広島県生まれ。武蔵野美術大学卒。1981年に『占星術殺人事件』で衝撃のデビューを果たす。また、「島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」や、中国語によるミステリー新人賞「島田荘司推理小説賞」の選考委員をつとめるなど、後進の育成にも尽力している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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