文春文庫<br> エヴリシング・フロウズ

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文春文庫
エヴリシング・フロウズ

  • 津村 記久子【著】
  • 価格 ¥1,012(本体¥920)
  • 文藝春秋(2017/05発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 400p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167908485
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

背が低くて、勉強もスポーツも苦手。唯一の得意分野の絵も、自信を喪失中。そんな中学生のヒロシの一年間の成長を描く青春物語。

津村 記久子[ツムラ キクコ]

内容説明

中学三年生のヒロシは、背は低め、勉強は苦手。唯一の取り柄の絵を描くことも、最近は情熱を失っている。クラス替えで、気になる女子と同じクラスになったはいいけれど…。自分自身の進路と人生に迷いながらも、仲良くなったクラスメイトたちに起こる事件に立ち向かう。少年の成長の日々を描く傑作青春小説。

著者等紹介

津村記久子[ツムラキクコ]
1978年(昭和53年)、大阪府生まれ。大谷大学文学部国際文化学科卒業。2005年「マンイーター」(単行本化にあたり「君は永遠にそいつらより若い」に改題)で第21回太宰治賞を受賞し、小説家デビュー。2008年「ミュージック・ブレス・ユー!!」で第30回野間文芸新人賞、2009年「ポトスライムの舟」で第140回芥川賞、2011年「ワーカーズ・ダイジェスト」で第28回織田作之助賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

buchipanda3

122
「ウエストウイング」の3年後、中3になったヒロシの物語。このじっくり読ませる感じがやっぱりいい。そしてヒロシはヒロシだった。ヤザワとか女子たちとの会話はたわいもないが、緊張と弛緩のバランスが程よくて関西弁の軽妙さと相まってうんうんとなりながら読めた。エッとなる事件や顔をしかめる状況にも出くわす。でもヒロシならばと思って見ていた。相手の心に踏み込み過ぎず、安易な同情とかせず、ただ何とかしてやりたいという心持ち、それが彼の魅力。別の道に進んだら忘れてしまう奴かも。だけどふと思い出したら心が和む奴なのだと思う。2021/03/18

papako

70
なんか染みたわ〜。津村さん描く中学生というので、少し身構えてしまったけれど、真っ当すぎるほど真っ当なお話でした。ヒロシ、出来過ぎやろう。ヤザワとヒロシ+フジワラがいい感じ。大土居、野末、増田も。なんかいいなぁと思う。こんな中学生いいひんやろうとは思うけど、どうなんやろう。ラスト、ヤザワの自転車が引き上げられるシーンはグッときた。解説にヒロシのことを『意見がない』と書かれていたけれど、違うと思う。意見がないヤツにヤザワは助けられへんやろう。と、関西弁で感想書いてみました。ほんま良かった。2017/06/30

佐島楓

64
中学生ひとりひとりに、自分の世界があり、どんなことがあってもそれを壊されないようあらがっていく、そんなことを想像させる。少年少女なりのささやかな広がりがやがて不安と期待に満ちた未来へつながっていく。ネガティブなようでいてポジティブ。素晴らしいのひとこと。2017/05/31

優希

59
面白かったです。変に洗練されていないので、ヒロシの目線で読むことができました。青春でありながらも淡々と普通の日常で、等身大でリアルな姿が描かれているのもいいですね。最後の「すべては漂っている」の表現が良いなと。2020/08/01

shizuka

58
主人公ヒロシが「ウエストウィング」のヒロシだと分かった途端、俄然面白くなってきた。親友ヤザワの災難、淡い恋、勝手にライバル視している女子など、ヒロシの心はまったく落ち着かない。それでも彼は余計なことを言わず、自分で答えを出す力があるから立派。大土居の複雑な家庭、これは大分事件だと思ったけれど軽く収束してしまって逆に不安に。大土居とかえでが幸福になれますように。高校受験で出会った町村。ヒロシはガン無視しているけれど、いずれ映画「瀬戸内海」の内海と瀬戸のようになる気がしてならない。高校生のヒロシにも会いたい。2018/03/07

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