文春文庫<br> 荒野

電子版価格
¥968
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

文春文庫
荒野

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 538p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167908454
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

鎌倉で小説家の父と暮らす少女。恋って? 好きって? 少しずつ大人になってゆく四年間を描く傑作が全一冊の合本版で登場!山野内荒野、14歳。

まだ、恋はしてない。

……たぶん。



鎌倉で小説家の父と暮らす少女・荒野。「好き」ってどういうことか、まだよくわからない。でも、中学入学の日、電車内で見知らぬ少年に窮地を救われたことをきっかけに、彼女に少しずつ変化が起き始める。少女から、大人へ――荒野の4年間を瑞々しく描き出した、たまらなくいとおしい恋愛“以前”小説。全1冊の合本・新装版。



カバーイラスト:岸田メル

桜庭 一樹[サクラバ カズキ]

内容説明

鎌倉で小説家の父と暮らす少女・荒野。「好き」ってどういうことか、まだよくわからない。でも中学入学の日、電車内で見知らぬ少年に窮地を救われたことをきっかけに、彼女に変化が起き始める。少女から大人へ―荒野の4年間を瑞々しく描き出した、この上なくいとおしい恋愛“以前”小説。全1冊の合本・新装版。

著者等紹介

桜庭一樹[サクラバカズキ]
1999年「夜空に、満天の星」(『AD2015隔離都市 ロンリネス・ガーディアン』と改題)で第1回ファミ通エンタテインメント大賞に佳作入選。06年刊行の『赤朽葉家の伝説』で第60回日本推理作家協会賞受賞。08年『私の男』で第138回直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佳蓮★道央民

49
★★★★★初読み作家さん!読了致しました。とても長かったけど、長さを感じさせないくらい面白かったです♪あっという間に大人になっちゃうんだなぁ。自分も気付いたら、もう二十歳になってるんだもんなぁ。こうして、あっという間に30歳に行くんだろうなぁ。人生ってあっという間だね!こんな悠哉に私も出逢いたいな。やっぱり好きな相手は、同じ読書好きな相手が良いな。THE青春小説でした。父は、とても遊び人だったね!だけど、恋愛小説家だから仕方無いんじゃないかな🤣私は、奈々子さんと離れて欲しくなかったなぁ。面白かった‼️2018/08/13

ソラ

41
新装版が出たということで久しぶりに再読。ファミ通文庫の時も分冊で出たときも読んだはずだけど、当時はあまり面白いとは思わなかった記憶があるんだけれど、今回読み返してみると本当に桜庭一樹の女性(特に少女)の描写させるとすごく惹きいれさせられる力があるなぁっていうのを実感した。2017/06/03

としなり

39
2017年改訂版。少女の成長を描いた青春小説。少女の日常が等身大に綴られ、思春期のみずみずしさに満ちた良書。桜庭さんならではの抗えない運命とか悲劇など重い展開にはならない。「あとがき」を読むとなるほど彼女の青春記なのだ。作中で少女を指摘する台詞「恋知らぬ 猫のふりなり 玉遊び」‥あなどれない。2017/08/11

さばかん

30
ちょっと変わってるけどいたって普通な女の子のお話。        いや、友達もいるし恋人もいるし家族もいる、とても充実した人生を送っている女の子のお話。        私には眩しすぎた。 2017/11/05

との@恥をかいて気分すっきり。

25
自分が中高生の時って女の子と比べても子供だったなと、この本を読みながら思い返していた。片思いをしていた彼女が荒野のような子だった。少しボーッとしていて、おとなしくて、でも芯が強くて、少し憂いたような表情が綺麗だった。ついでに髪が背中まであって、胸も大きかったし、水泳をしている姿はイルカみたいに気持ちよさそうでドキドキして見とれていた。青年は荒野をめざす。そんな憧れを忘れたくない。2017/05/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11654852
  • ご注意事項