出版社内容情報
クアラルンプールの摩天楼内の銀行襲撃計画。爆薬の仕掛けられた金の奪還。裏社会のディテール満載で描く21世紀最高の犯罪小説。 このミステリーがすごい!第3位。
イギリス推理作家協会スティール・ダガー賞受賞。
マルタの鷹協会ファルコン賞受賞。
〈21世紀に書かれた犯罪小説の十指に入る傑作。〉――杉江松恋
文庫版のみ本邦初訳の短編「ジャック ゴーストマンの自叙伝」を収録!
――48時間後、120万ドルの紙幣は爆発する。盗んだやつらはそれを知らない。
爆発する前に奪回するのが私の仕事だ。
カジノの街で現金輸送車が襲われた。強盗のうち一人は現場で死亡。残る一人がカネとともに姿を消した。犯罪の始末屋である私は、カネの奪回と事態の収拾を命じられた。紙幣に仕込まれた爆薬が炸裂するまで48時間。
面倒な仕事だが私には断れない。依頼主に借りを返さねばならないのだ。5年前、クアラルンプールで企てられた高層ビル内の銀行襲撃計画。それを無残な失敗に導いたのが私だったからだ……
5年前、マレーシアでの大強盗作戦。現在、カジノの街での時限紙幣追跡。2つの物語をスピーディー&スタイリッシュに描いて日英米のミステリー賞を総なめ!
ジェイムズ・エルロイを見出したエージェントが発掘し、コーマック・マッカーシーやレイモンド・カーヴァーを担当したカリスマ編集者ゲイリー・フィスケットジョンを酔わせ、NYタイムズの辛口批評家ミチコ・カクタニをも唸らせた傑作ノワールの登場。
ロジャー・ホッブズ[ロジャー ホッブズ]
田口 俊樹[タグチ トシキ]
内容説明
48時間後に爆発する120万ドルの紙幣。それを見つけ出し、爆発前に回収せよ―犯罪の後始末のプロ、ゴーストマンの孤独な戦い。5年前のクアラルンプールでの銀行襲撃作戦と、カジノの街での時限紙幣追跡をスタイリッシュに描き、世界のミステリ賞を総なめにした傑作!「このミステリーがすごい!」第3位。マルタの鷹協会ファルコン賞受賞。英国推理作家協会スティール・ダガー賞受賞。フィナンシャル・タイムズ紙ベスト・ミステリ。サンデー・タイムズ紙ベスト・スリラー。ガーディアン紙ベスト・クライム・スリラー。アメリカ探偵作家クラブ最優秀新人賞最終候補。バリー賞最優秀スリラー部門最終候補。
著者等紹介
ホッブズ,ロジャー[ホッブズ,ロジャー] [Hobbs,Rober]
1988年、ボストン生まれ。大学在学中に執筆された『ゴーストマン 時限紙幣』が評価され、25歳で作家デビュー。2016年11月、28歳で死去
田口俊樹[タグチトシキ]
1950(昭和25)年、奈良市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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