文春文庫<br> 黒書院の六兵衛〈上〉

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文春文庫
黒書院の六兵衛〈上〉

  • 浅田 次郎【著】
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • 文藝春秋(2017/01発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 324p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167907662
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

江戸城明渡しが迫る中、てこでも動かぬ謎の旗本に、城中は右往左往。今も変わらぬ組織人の悲喜こもごもを描いた奇想天外の感動作。江戸城明渡しの日が近づく中、

てこでも動かぬ旗本がひとり━━。



新政府への引き渡しが迫る中、いてはならぬ旧幕臣に右往左往する城中。

ましてや、西郷隆盛は、その旗本を腕ずく力ずくで引きずり出してはならぬという。

外は上野の彰義隊と官軍、欧米列強の軍勢が睨み合い、一触即発の危機。悶着など起こそうものなら、江戸は戦になる。この謎の旗本、いったい何者なのか―。



周囲の困惑をよそに居座りを続ける六兵衛。城中の誰もが遠ざけ、おそれ、追い出せない。

そんな最中、あれ? 六兵衛の姿が見えぬ!?

勝海舟、西郷隆盛をはじめ、大物たちも顔をだす、奇想天外な面白さ。

……現代のサラリーマンに通じる組織人の悲喜こもごもを、ユーモラスに描いた傑作。



解説・青山文平

浅田 次郎[アサダ ジロウ]

内容説明

江戸城明け渡し迫る中、開城のため、官軍のにわか先遣隊長として、送り込まれた尾張徳川家・徒組頭の加倉井隼人。勝安房守に伴われ宿直部屋で見たのは、無言で居座る御書院番士だった。ここで悶着を起こしては江戸が戦に。腕ずくで引きずり出してはならぬとの西郷隆盛の命もあり、どうする、加倉井。奇想天外の傑作ここにあり。

著者等紹介

浅田次郎[アサダジロウ]
1951(昭和26)年、東京生まれ。「地下鉄(メトロ)に乗って」(第16回吉川英治文学新人賞)、「鉄道員(ぽっぽや)」(第117回直木賞)、「壬生義士伝」(第13回柴田錬三郎賞)、「お腹召しませ」(第1回中央公論文芸賞、第10回司馬遼太郎賞)、「中原の虹」(第42回吉川英治文学賞)。2015(平成27)年、紫綬褒章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Shinji Hyodo

102
大政奉還が成り、幕府は崩壊。江戸城の不戦無血開城を目前に控えた城内に居座る御書院番士が一人。御書院番士とは城内において大樹の最も側に仕え警護に当たる重き役目であるが、将軍不在の今となっては城内に留まる要は無い人物…のはず。その番士、姓名は 的矢 六兵衛。些細な悶着も起こさぬ事が城明け渡しの重要な条件の中、六兵衛を如何に穏やかに下城させるか?訳も分からず官軍の先手として城内に送り込まれた尾張藩士加倉井隼人の奮闘が始まる。物言わぬ六兵衛の正体とは…2017/02/20

となりのトウシロウ

94
西郷隆盛と勝海舟の談判で無血開城となった江戸城。そこに官軍の先遣隊長として送り込まれた尾張徳川家江戸定府の徒組頭・加倉井隼人。命などいくつあっても足りぬと腹を括って入城した隼人が目にしたのは無言で居座る御書院番士の的矢六兵衛だった。些細な悶着は起こすなという西郷の命により、説得を試みるが城内には六兵衛を知る者はない。やがて六兵衛を知る者達により明らかになっていく六兵衛の正体。近づく勅使入城。果たして六兵衛はどうなる、六兵衛の目的は?というミステリーチックな上巻。奇怪なお話は下巻に続く。2023/07/02

たいぱぱ

93
明け渡しが迫る江戸城に、ひとり無言で居座る御書院番士・的矢六兵衛。彼は六兵衛であって六兵衛でない六兵衛であった。・・・ん?六兵衛(仮)は誰なのか?目的は何なのか?難しそうなタイトルとは裏腹なクスっと笑える奇想天外なミステリー。貧乏籤を引かされた尾張藩の下級武士・加倉井隼人とあの勝海舟のやり取りが面白いし、この時代の武士階級の仕組みとか勉強にもなる。三井越後屋(三越)と松阪屋の繁栄の礎とか、「大わらわ」って「大童」なんだ!とか他にも今更知る事実もたくさん。木内昇さんの作品で知った福地源一郎の登場も嬉しい♪2020/05/25

TCD NOK

74
幕末、江戸城の開城は決定したのに城内にお勤め残る旗本の的矢六兵衛。勝海舟や福地源一郎の説得も聞かず。何の目的で居座るのか。しかも、この六兵衛、皆が知っている六兵衛でなく全くの別人。しかも、ある日急に六兵衛と家族だけ急に変わり、奉公人や下男は変わらず、別人の六兵衛に対して気に留めず仕える。なんかこのような人間がすり替わる話って、浅田次郎じゃなくて、次郎つながりで赤川次郎じゃね?と思いつつ下巻へ。2019/11/25

ばう

70
★★★★ 江戸城明け渡しの迫る中、城内で一人動かぬ的矢六兵衛。彼の目的は何?そもそも彼は何者なのか?尾張徳川家の御徒組頭に過ぎぬのに官軍の先手の俄か隊長に命ぜられた加倉井隼人は六兵衛を江戸城から立ち退かせることはできるのか?そして六兵衛と名乗る、武士の手本のような見場も所作も見事な男は本当にどこの馬の骨とも分からぬ金上げ侍なのか?『一路』に続きまたまたとんでもなく心躍る小説です。さて下巻は如何に‼︎2020/09/29

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