出版社内容情報
『だるまちゃんとてんぐちゃん』で知られる著者の歩んできた道のりとは? 90歳の国民的絵本作家から、未来への希望のメッセージ。迷い道の人生、絵本創作の原点……
『だるまちゃんとてんぐちゃん』など、数多の人気絵本を世に送り出してきたかこさとし。19歳で敗戦を迎え、態度を変えた大人に失望した著者は、「子どもたちのために役に立ちたい」と、セツルメント活動に励むようになる。そこでは、絵本創作の原点となる子どもたちとの出会いがあった――。
国民的人気絵本作家が、自身の人生について初めて語った記念すべき自叙伝。
サラリーマンとの二足のわらじ生活、自身の子育て、震災と原発事故を経て思うことなど、
秘話が盛りだくさん! 絵本に込めた願い、尊敬してやまない子どもたち、「生きる」とはどういうことか……柔らかい口調そのままの文体で読みやすく、深い含蓄のある言葉に励まされる内容です。
『ぐりとぐら』で知られる中川李枝子さんが、かこさんとの知られざる邂逅について綴った文庫解説も必読!
90歳の絵本作家が全ての親子へ贈る、希望の未来のメッセージです。
かこ さとし[カコ サトシ]
内容説明
『だるまちゃんとてんぐちゃん』など数多の人気絵本を世に送り出してきた著者。19歳で敗戦を迎え、態度を変えた大人に失望した著者は「子供達のために役に立ちたい」と、セツルメント活動に励むようになる。そこでは、絵本創作の原点となる子供達との出会いがあった。全ての親子へ贈る、希望のメッセージ。
目次
第1章 僕が子どもだった頃(子どもたちが先生だった;だるまちゃんには子どもたちの姿が宿っている ほか)
第2章 大人と子どものあいだ(飛行機乗りになりたかった;声の音楽と中村草田男先生のこと ほか)
第3章 大切なことは、すべて子どもたちに教わった―セツルメントの子どもたち(セツルメントの子どもたち;子どもは鋭い観察者 ほか)
第4章 人間対人間の勝負―絵本作家として(紙芝居だった『どろぼうがっこう』;人間はみんなプチ悪 ほか)
第5章 これからを生きる子どもたちへ(四十年ぶりの続編;この世界の端っこで ほか)
著者等紹介
かこさとし[カコサトシ]
絵本作家、児童文化研究者。1926年福井県生まれ。東京大学工学部応用化学科卒。工学博士。技術士(化学)。大学卒業後は民間企業の研究所に勤務しながら、セツルメント活動に従事。子ども会で紙芝居や幻灯などの作品を作り、59年『だむのおじさんたち』で絵本作家の道へ。科学絵本も多く手がけ、作品数は600点以上にのぼる。2008年菊池寛賞、2009年日本化学会より特別功労賞受賞。2013年福井県越前市に「かこさとし ふるさと絵本『〓(らく)』」が開館した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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