出版社内容情報
新幹線で食べる海苔弁の美味さ、油揚げが人格者である理由、そしてかまぼこ板の美学とは――。食を愉しみ、食を哲学する名エッセイ。春の終わり、にょきにょき伸びるアスパラガス。真夏に囓るきゅうりの爽快さ。
目にしみるさんまの煙に秋の到来を感じ、酉の市で手に入れる切山椒は歳末の風物詩。
おつな味、いまの味が記憶の扉を開く。
惜しくも急逝された安西水丸画伯のイラストレーションも、単行本版から大増量して、計60点収録。
食を楽しみ、食を哲学する絶品エッセイ特盛83篇をご賞味ください。
【主な内容】
すいか相手にぶつかり稽古
どうする、目玉焼き
れんこん讃歌
パセリを丼いっぱい
パパパパパインはいかがです
ニッカボッカの男めし
南国おでんの宇宙
「うみねこパン」を盗み喰い
かまぼこ板の美学
さよなら、ホットケーキ
二十五年めのハンバーグ ……など。
平松 洋子[ヒラマツ ヨウコ]
内容説明
春の終わり、にょきにょき伸びるアスパラガス。真夏に囓るきゅうりの爽快さ。目にしみるさんまの煙に秋の到来を感じ、酉の市で手に入れる切山椒は歳末の風物詩。おつな味、いまの味が記憶の扉を開く。惜しくも急逝された安西水丸画伯のイラストも大増量!食を愉しみ、食を哲学する絶品エッセイ特盛83篇をご賞味ください。
目次
1 ひさしぶりの海苔弁(きゅうりをがぶり;豚足と「昭和の女」;エプロンにはレースでしょ ほか)
2 アタマのいい鴨はうまい(根室の秋さんま;卵焼きキムパプ;負けるな!山田うどん ほか)
3 二十五年めのハンバーグ(かまぼこ板の美学;かまぼこ五連発;いくらバターごはん! ほか)
著者等紹介
平松洋子[ヒラマツヨウコ]
エッセイスト。岡山県倉敷市生まれ。東京女子大学文理学部社会学科卒業。食文化と暮らしをテーマに執筆活動を行う。『買えない味』で第16回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞、『野蛮な読書』で第28回講談社エッセイ賞受賞
安西水丸[アンザイミズマル]
イラストレーター。1942年、東京都生まれ。日本大学芸術学部美術学科造形卒業。電通、平凡社などを経て、フリーランスとなる。朝日広告賞、毎日広告賞などを受賞。絵本、漫画、エッセイ、小説も手がける。2014年3月19日、急逝(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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