文春文庫
千住家、母娘の往復書簡―母のがん、心臓病を乗り越えて

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  • サイズ 文庫判/ページ数 301p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167905187
  • NDC分類 762.1
  • Cコード C0195

出版社内容情報

厳しい芸術の世界を共に生き抜いてきた母娘が、母の末期ガンをきっかけに、お互いに知りえなかった心の内や家族について語り尽くす。

最愛の母と過ごす、かけがえのない最後の時間

厳しい芸術の世界を共に生き抜いてきた母娘が、母の末期ガンをきっかけに、お互いに知りえなかった心の内や家族について語り尽くす。

内容説明

母と二人三脚でヴァイオリン人生を歩んできた真理子。心臓病を克服後、末期がんが発覚した母。残された時間の中で、母娘は語り尽くしたいと思った。千住家の事、女性としての生き方、芸術、生と死…一番身近な存在だからこそ知り得なかった事を互いに告白。魂の協奏曲とも言うべき34通の往復書簡。

目次

1 母のがん
2 ヴァイオリンとの出会い
3 師・江藤俊哉
4 三人の子供
5 芸術とは何か
6 女性としての生き方
7 生きる

著者等紹介

千住文子[センジュフミコ]
エッセイスト、教育評論家。明治製菓株式会社研究所薬品研究室研究員として抗生物質開発の研究に携わる。退職後、慶応義塾大学名誉教授、工学博士の千住鎮雄(2000年没)と結婚。日本画家の長男・博、作曲家の次男・明、ヴァイオリニストの長女・真理子を育てる。2013年6月永眠

千住真理子[センジュマリコ]
ヴァイオリニスト。12歳でN響と共演しプロデビュー。15歳の時日本音楽コンクールに最年少で優勝し、レウカディア賞受賞。1979年、パガニーニ国際コンクールに最年少で入賞。85年、慶応義塾大学卒。87年にロンドン、88年にローマ、99年にNYでデビュー。93年文化庁「芸術作品賞」、94年村松賞、95年モービル音楽賞奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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香菜子(かなこ・Kanako)

32
千住家、母娘の往復書簡 母のがん、心臓病を乗り越えて。千住真理子先生と千住文子先生の著書。肉親の病気や死は誰もが経験すること。千住真理子先生と千住文子先生のように母娘の絆が強い場合にはさぞや辛い経験だったでしょうけれど、肉親間や母娘間でも不仲でいがみ合ったり対立することも多いこのご時世で、最後まで強い母娘の絆で結ばれながらの闘病生活を送れたこと自体が幸せなことなのかもしれません。2018/11/29

高平幸子

1
疲れ果ててやる気が出ないときの、お守のような本。真理子さんが、ボランティアで弾くときにすら、いかに魂込めて弾いているか、日頃接する周囲の方々やお客さんをいかに大切にしているか。読みはじめてそれが心に沁みてくると、やさぐれた気持ちもほぐれ、真人間に戻れるのだ。2019/05/30

りえママ

1
千住三兄妹といえば、日本画家の博さん、作曲家の明さん、バイオリニストの真理子さん、芸術三兄妹で有名だが、お母様の文子さんの凄さを知った本でした。3人の子育てだけでも大変なのに、その上 同居した両親の相次ぐ介護、夫の看病。 それらの日々を研ぎ澄まされた感性で、自身も病の中 母と娘の往復書簡で語らわれた素敵な本でした。 真理子さんのバイオリンが聴きたくなりました。2016/09/28

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