文春文庫<br> 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

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文春文庫
色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

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  • サイズ 文庫判/ページ数 421p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167905033
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

多崎つくるは親友四人から理由も告げられず、突然絶縁された過去をもつ。恋人に促され、真相を探るべく一歩を踏み出し、旅に出る。

多崎つくる鉄道の駅をつくるのが仕事。名古屋での高校時代、四人の男女の親友と完璧な調和を成す関係を結んでいたが、大学時代のある日突然、四人から絶縁を申し渡された。
何の理由も告げられずに――。
死の淵を一時さ迷い、漂うように生きてきたつくるは、新しい年上の恋人・沙羅に促され、あの時なにが起きたのか探り始めるのだった。
全米第一位にも輝いたベストセラー!

内容説明

多崎つくるは鉄道の駅をつくっている。名古屋での高校時代、四人の男女の親友と完璧な調和を成す関係を結んでいたが、大学時代のある日突然、四人から絶縁を申し渡された。理由も告げられずに。死の淵を一時さ迷い、漂うように生きてきたつくるは、新しい年上の恋人・沙羅に促され、あの時何が起きたのか探り始めるのだった。

著者等紹介

村上春樹[ムラカミハルキ]
1949年、京都生まれ、早稲田大学文学部演劇科卒業。79年『風の歌を聴け』で群像新人文学賞を受賞、82年『羊をめぐる冒険』で野間文芸新人賞、85年『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』で谷崎潤一郎賞、96年『ねじまき鳥クロニクル』で読売文学賞、99年『約束された場所でunder ground2』で桑原武夫学芸賞を受ける。2006年、フランツ・カフカ賞、フランク・オコナー国際短編賞、07年、朝日賞、坪内逍遙大賞、09年、エルサレム賞、『1Q84』で毎日出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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mitei

481
久しぶりに村上ワールドに触れたが、こういう高校時代のグループっていつか自然消滅するよなぁと思いながら、つくるの場合は中々強烈な切られ方したなぁ位に思っていたけど、真相が徐々に明らかになった所で、あれもうページが終わる?って思った所でエンドが出て少し肩透かしを食らったような気分。でもおそらくはエリさんとの話の流れで結末を迎えるのかな?と想像の域に入った。相変わらず村上ワールドは良し悪しは別として全てを説明しないし、読者に考えさせる余地が多いなぁと感じた。また高校の頃のような関係にも戻って欲しいな。2017/05/21

しんごろ

470
読メ登録前に単行本で読みましたが、再読したくて文庫本を購入(^^;)絶縁された4人の親友に時を経て会う話(^o^)面白いんだけど、何故かモヤモヤ感があるんだよね(^^;)まだ書き続けらるんでないかいとか…(^^;)今の彼女とどうなっていくとか…うーん、気になるw「休暇と友だちは、人生においてもっとも素晴らしい二つのものだ」は、自分の中では名言wいつかまた絶対に再読すると思う(^o^)再読時のBGMは、リストのル・マル・デュ・ペイといきたいが、ペットショップボーイズで(笑)(^_^)v2015/12/22

ウッディ

325
高校時代に完璧な共同体を形成していた5人。赤石、青海、白根、黑埜という名前に色が入った4人から突然の絶縁を言い渡された色彩のない多崎つくる。駅を作るという夢を職業にした今も、自分に中身がないと思うつくるは、絶縁の理由を探る旅に出る。村上春樹らしくないストーリー性のある物語にも関わらず、どこを切っても、彼らしい文体と会話。村上春樹の入門書として最適な一冊だと思った。クロに話を聞く為に訪れるフィンランドの風景が印象的で、とても面白かったです。2018/07/14

ハッシー

271
【死を見つめた作品】感受性の強い若年期は何かと極端な行動にとってしまうものだ。しかし、自らの生きる意味や意義を問う時、死について思いを巡らすことが必要でもある。多崎つくるは自己や他者の死を見つめることで、自らの「色」を獲得していく。2017/04/09

抹茶モナカ

236
読んでいて、ちょうど僕の頭がおかしくなっていて、世間から疎外されていたため、一人で夜の海を泳ぐ感覚に共感した。とても死にたい気分で。リストのピアノ曲を聴きながら、とにかく、習慣なり、何なり、しがみつける物にはしがみついて、生き延びようと思った。死なないこと、それが目標。てな時期に、文庫本で再読。再読して、深さに気付けた。死に接近しているような心象で、主人公つくるの巡礼に同行しながら、数日生き延びられた。2017/08/24

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