出版社内容情報
品川の〈恋祓い神社〉で、若い女が燃えて亡くなった。死体は13年前に亡くなったはずの遊女!? 稀代の難事件に根岸肥前守が挑む!
内容説明
品川の“恋祓い神社”で、女が炎に包まれて亡くなった―。焼死体は十三年前に死んだはずの遊女。ほどなくして、品川有数の遊郭で、人気女郎に入れ込んだ男が殺される。謎の大悪党・暁星右衛門の影が見え隠れする中、根岸肥前守が連続する難事件に挑む。根岸と力丸、坂巻とおゆうの関係からも目が離せない人気シリーズ第18弾!
著者等紹介
風野真知雄[カゼノマチオ]
1951年、福島県生まれ。立教大学法学部卒業。93年、『黒牛と妖怪』で第17回歴史文学賞を受賞。2002年に、第1回北東文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
み
27
おぉぉぉ、坂巻さん再会じゃないですか(^^)栗田・坂巻ペアから宮尾・坂巻ペアになった?栗田さんの方がいいような。淀屋や板五郎が気になるので、次行きます♪2016/08/30
たち
20
今回は、様々な恋模様が描かれていましたが、何よりも坂巻さんとおゆうさんの再会が嬉しかったです!二人の今後が楽しみです。そして、淀屋の正体が気になります!2016/08/19
椿
17
暁星右衛門が、まるで雲を掴むような話だなぁ。坂巻と宮尾の恋も、ちょっとずつ進んでいるようでワクワク。気になるところで終わってしまった。早く、続き読もう。2016/02/26
Hugo Grove
15
椀田は小力ちゃんと一緒になれたのね。よかった。坂巻もおゆうちゃんとうまく行ってほしい。 2018/01/31
Richard Thornburg
14
感想:★★★★ シリーズ第18弾! タイトルに違わず、いろいろな恋模様が織り込まれています。 すっかり妖談シリーズと合流した感のある本作ですが、今回は前巻で面白い組み合わせだと思った坂巻サン&宮尾サンコンビが大活躍。 宮尾サンが坂巻サンに口説きのコツを伝授するシーンがあったりします(笑) ひびき姉サンも登場していい感じかも。 終盤になって坂巻サンもおゆうサンと再会。 事件の行方は根岸サンの推理が、時間の厚みで推測の域を出ないところで足踏み。 何やら大きな力が働いている予感を残して続きます…2017/03/10
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