文春文庫<br> この日本で生きる君が知っておくべき「戦後史の学び方」―池上彰教授の東工大講義 日本篇

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文春文庫
この日本で生きる君が知っておくべき「戦後史の学び方」―池上彰教授の東工大講義 日本篇

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  • サイズ 文庫判/ページ数 274p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167904135
  • NDC分類 210.76
  • Cコード C0195

出版社内容情報

池上さんの座右の銘は「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」。どん底日本を変えるために、ほんとうの戦後史を学びたい人への一冊。

池上節でタブーなく戦後史に斬り込む!

池上さんの座右の銘は「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」。どん底日本を変えるために、ほんとうの戦後史を学びたい人への一冊。

内容説明

池上さんの座右の銘は「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」。格差、反日、デフレ、原発と復興、沖縄と安全保障―現代のさまざまな問題は戦後70年の歴史を知らずにはわかりません。自信喪失した日本を変えるために、敗戦から甦った「ほんとうの戦後史」を学びたい人への一冊。大好評、東工大講義シリーズ第二弾です。

目次

原子力―事故からわかる「想定外」のなくし方
復興―どうやって敗戦の焼け跡から再生したのか?
自衛隊と憲法―「軍隊ではない」で通用するのか
政治―55年体制から連立政権ばかりになったわけ
日米安保―米軍は尖閣諸島を守ってくれるのか?
エネルギー―エネルギーが変わるとき労働者は翻弄される
韓国―“普通の関係”になれない日韓の言い分
教育―学校では教えない「日教組」と「ゆとり教育」
高度成長―日本はなぜ不死鳥のように甦ったのか
公害―経済発展と人の命、どちらが大事ですか?
沖縄―米軍基地はどうして沖縄に多いのか
全共闘―1968年、なぜ学生は怒り狂ったのか
国土計画―日本列島改造は国民を幸せにしたか
バブル―アベノミクスはバブルの歴史から学べるか
政権交代―なぜ日本の首相は次々と替わるのか

著者等紹介

池上彰[イケガミアキラ]
1950年、長野県松本市生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、73年にNHK入局。報道記者、キャスターを歴任する。94年から11年間、「週刊こどもニュース」でお父さん役を務め、わかりやすい解説が話題に。2005年、退職。以後、フリージャーナリストとして多方面で活躍中。12年より、東京工業大学リベラルアーツセンター教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Mumiu

68
知っていると思っていたことでも知らなかった事実は多い。わたしも第二次大戦後のことは教科書をざっと読んだに過ぎず、授業を受けたことは覚えていない。教える方も当時は内容が歴史にするにはまだ生々しすぎたのかもしれない。池上氏はどの章でもこうだったと事実を教えて、「君たちはこの事実をどう考える?」と投げかける形で終了している。わたしたちがそれぞれ持つ課題でもある。歴史は為政者によって歪曲されることもある。事実を知る術をまだ失っていないと信じたい。2015/09/07

hatayan

52
2015年刊。池上彰氏が東工大で行った現代史の講義を凝縮。 2001年に出た『そうだったのか!日本現代史』との違いは、解説を簡潔にしたうえで各所に注釈を充実させたこと。 ゆとり世代は必ずしも学力で劣るわけではないこと、1968年に世界で同時に学生運動が盛り上がった分析は現代史のひとつの課題であること、公害病が発生しても企業城下町である地元自治体は見て見ぬふりをして解決を長引かせたこと、など、読んで納得する箇所が多数。 政治・経済の基礎的な知識を学ぶ教科書として社会人こそ手に取るべき一冊です。2019/07/29

cozicozy

46
本を読み始めてから、読了までに時間がかかってしまいました。現代史であるとか、日本史は、興味の範囲外の為、正直あまり手を出さない分野です。何故か、小学生の頃から日本史より世界史に大きな興味があります。日本的なものを求める嗜好が弱いのかもしれません。■池上彰さんの著書に強い関心があります。とても興味があります。現代の不透明な世の中の動きを自分なりに理解するには、本がその助けになると思いました。興味の持てない現代史、日本史にもより関心を持てるのではないかと思いました。 コメントに続きます。>>2015/11/11

佐島楓

46
戦後史を経済、政治、外交などの観点から説明した講義録。わかったつもりでいたことでも、案外細部までは知らなかったりするもの。大づかみにするのに、とてもよい本。2015/09/04

ちょき

39
通勤の合間に読み進めていて結局3ヶ月くらいかかった。ちょっとしたソーシャルアーツの向上に最適。特に日教組や全共闘、日米安保の変遷の部分など、私が生まれる前の話など詳しくは知らない事が多く、とても興味深く読み進められた。無関心は罪だと思った。2016/03/03

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