出版社内容情報
田安徳川家の四谷の下屋敷で、奇っ怪な出来事が頻発しているという。八本足の犬から腹切り大根まで、難事件に根岸肥前守が挑む!
内容説明
田安徳川家の四谷の下屋敷で、奇っ怪な出来事が頻発しているという。思い悩む松平定信の頼みを受け、梅次と中婆さんのしめは屋敷に派遣される。そこに隠された重大な陰謀とは!?一方、四谷大木戸の水番所では得体の知れない生き物が目撃される。八本足の犬から腹切り大根まで、江戸を揺るがす難事件に根岸肥前守が挑む!
著者等紹介
風野真知雄[カゼノマチオ]
1951年、福島県生まれ。立教大学法学部卒業。93年、『黒牛と妖怪』で第17回歴史文学賞を受賞。2002年に、第1回北東文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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baba
32
肥前守が定信に頼まれて田安徳川家に入ったしめさん、梅次親分大活躍。恐怖を利用して人の心を操る。人の心は惑わされやすく今も変わらないとつくづく感じる。しめさんは肥前守の教えを守り、大胆に行動して推理もさえる清香親分誕生、これからが楽しみ。2016/05/08
み
28
しめさん、凄〜い♪夢は諦めちゃダメね。お話しは、今作も力丸さん登場せず…、坂巻さんの活躍少なく…、政治色強く…、ちと残念。2016/08/16
たち
26
しめさんが面白くてあっという間に読んでしまいました。以前に登場した時から面白くて大好きです。正式に岡っ引きになれて、本当によかったです。2016/08/13
Norico
25
田安家の怪異を解き明かすために送り込まれた辰五郎の義母しめさん。思わぬ陰謀が発覚。ついに清香親分誕生!2016/11/18
リッツ
24
あ、勘違いして借りてしまった。怪談じゃなくて怪獣なのね(笑)しかも短編集じゃなかった。自分が勝手に思い込んでて文句をいうのもどーかと思うけどウ~ンなんだかなぁ騒がしいけれどトリックがチープな感じで。でも中婆さんとか味のあるキャラもいるからシリーズでちゃんと読めば(そう!シリーズものだった)楽しめるのかも。作者には失礼な読み方をしたかもしれない。2015/06/29