出版社内容情報
研ぎ仕事中の小籐次を拝む人が続出。小籐次は困惑するが、その裏で糸を引く者がいるようだ。誰が、なんの目的で? シリーズ第二弾!
新シリーズ、ますます好調の第二弾!
研ぎ仕事中の小籐次を拝む人が続出。小籐次は困惑するが、その裏で糸を引く者がいるようだ。誰が、なんの目的で? シリーズ第二弾!
内容説明
近ごろ、小籐次が研ぎ仕事をしていると、その姿に手を合わせ念仏を唱え柏手を打つ者、さらには賽銭を投げる者が続出する。周囲は面白がるが、小籐次は店仕舞いを余儀なくされた。一方おりょうの芽柳派では、門弟の間で諍いが起き、おりょうを悩ませる。ふたつの騒動は、誰が、何の目的で企てたものなのか。シリーズ第2弾!
著者等紹介
佐伯泰英[サエキヤスヒデ]
1942年、北九州市生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒。デビュー作『闘牛』(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
148
新・酔いどれ小籐次「願かけ」2巻。小籐次とおりょうに別々危難がと思いきや最後は一つに繋がり、駿太郎の成長し大活躍するが、駿太郎自ら出生の秘密を知り新たな葛藤が今後どのような展開になるのか次巻が楽しみ。2015/03/11
KAZOO
105
酔いどれ小籐次の新シリーズ2巻目です。いつの間にか子供も大きくなってしまったような感じです。幕閣の陰謀に巻き込まれて小籐次が大明神に祭り上げられてしまいます。今回の相手も弦術を使うようでしたが小籐次の家族全員、子供や犬を含めての、での活躍により解決をみます。勧善懲悪のいつもの世界でした。2018/05/29
TakaUP48
44
な、なんと小籐次が「酔いどれ大明神」と呼ばれ、お参りや賽銭が引きも切らない状態に。おりょうの芽柳派では門弟間の諍いを仲裁する塩野義なる輩が現れる。ともに胡散臭さを感じた小籐次は、空蔵や秀次親分、おしん・中田新八に調査を依頼。塩野義は、大和藩・植村家長に老中青山氏を赤目絡みの醜聞で失脚させ後釜に就くことを五百両で持ちかけ、自らはおりょうをを我が物にと企てていた。駿太郎は、塩野義から出自の秘密を聞くことになったが、小籐次一家の一員として望外川荘で一戦を交え、見事に役割を果たした。子供は日々大きくなるものだ。2021/06/26
優希
40
主人公が酔いどれ神として揶揄され、門弟に悩むおりょうという2つの事件が絡んでいく。一体何の目的なのか気になって仕方ありませんでした。ベタながらも面白かったです。2024/04/08
いつでも母さん
38
新シリーズ2巻目。まず表紙がイイ!そして、1巻目よりは面白かったなぁと。遂に実の父の事を知る駿太郎、想像通りの知り方では有るものの、ドキドキしてしまいましたよ。小籐次と直に向き合うのか?そこに対決はあるのか?それとも己の中で完結させてしまうのか?焦点は『そこ』にある新シリーズなのかなぁ。駿太郎にお夕ちゃんが居てくれて良かったと思うオバちゃんであった。おりょう様、『赤目 里桜』良い名ではありませんか~迷った末の2巻目であったが、3巻目も読ませてもらいます。2015/02/13