文春文庫
何度でも言う がんとは決して闘うな

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  • サイズ 文庫判/ページ数 349p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167902827
  • NDC分類 494.5
  • Cコード C0147

出版社内容情報

従来のがん治療の常識を覆した反骨の医師。その理論の到達点「放置療法」に至るまで、〈がんになったらどうするか〉を徹底的に考察。

現在のがん治療は欺瞞に満ちている

従来のがん治療の常識を覆した反骨の医師。その理論の到達点「放置療法」に至るまで、〈がんになったらどうするか〉を徹底的に考察。

内容説明

乳房温存療法のパイオニアにして、無意味な外科手術、効果のない抗がん剤、科学的根拠に欠ける検診など、「がんワールド」に巣食う誤謬に警鐘を鳴らしつづける反骨の医師、近藤誠。その四十年にわたる経験から得た結論は、“がん放置療法”。自らの肉声で研究と思考の軌跡を明らかにする。がん治療の考え方が根底から変わる!

目次

それは逸見政孝のがん死に始まった(「神の手」を告発する!徹底検証逸見政孝さんのがん手術;逸見さんの壮絶死から三年「夫の命を縮めた手術の意味が知りたい!」(逸見晴恵×近藤誠))
がん治療の常識をくつがえした『患者よ、がんと闘うな』の衝撃(近藤先生、本当にがんと闘わなくていいのですか?(宮田親平×近藤誠)
がん専門医よ、真実を語れ(宮田親平×近藤誠)
すべての批判に答えよう―『患者よ、がんと闘うな』反論への反論)
大論争ふたたび!戦慄の書『抗がん剤は効かない』(患者から38の質問 本当にやめていいのですか;粒子線治療も免疫療法もカネの無駄)
近藤理論の到達点『がん放置療法のすすめ』(「がん」は放っておけばいい(中村仁一×近藤誠)
日本は「がん治療」後進国(小野寺時夫×近藤誠)
私の信頼するただ二人の医師―近藤誠さんと網野皓之さん
がんで死ぬのが幸せ)

著者等紹介

近藤誠[コンドウマコト]
1948年生まれ。73年慶応義塾大学医学部卒業、同年同大学医学部放射線科入局。79~80年米国へ留学。83年より同大学医学部放射線科講師。がんの放射線治療を専門とし、乳房温存療法のパイオニアとして知られる。1995年に「患者よ、がんと闘うな」(現在、文春文庫)で抗がん剤の毒性、拡大手術の危険性を指摘し、医者、製薬会社、官僚からなる「抗がん剤ワールド」の大反発を招くが、その立場を貫き、2012年に第60回菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちゃこばあ

31
治療で苦しむくらいならむしろぎりぎりまで知らずに、分かってからは「いつか、あなたも」で読んだような在宅医療を受けたいな。と言ってもすでに乳がん手術は数年前に受けました…。受けなければよかったかと言われれば、答えに窮するのも事実です。その時は抗がん剤治療もなく、術後に心配だったらと勧められた放射線治療もお断りしたのが救いでした。2015/09/19

ニケ

5
抗がん剤について私の疑問が払拭された。残念なのは、白血病と悪性リンパ腫には抗がん剤が効くらしい。人間らしく余命を生きたいと切に願う人がどれほど居るのか?知らないと怖いガン治療。2015/05/12

夏ユキ

3
小林麻央さんの報道されている闘病の事などもあり……タイトルにひかれて読みました。医師からの告知を受け、手術、抗がん剤などの選択肢を迫られたらやはりパニクってしまうと思う。告知を受けるさい、医師の微妙な言葉のニュアンスにより人生が左右されてしまう事があるのが怖いわあ。と言うか、人は皆「死」ぬのになぜこんなにも「死」を恐れてしまうのでしょう。「死」を自然な事と受け入れて毎日懸命に生きたい。なーんて無理、やっぱり怖いです。2016/10/30

しろくまZ

3
がんもどき理論(仮説)の検証については、がんの転移のメカニズムが全て明らかにならないと、その正しさの直接的証明は難しいと思う。がん検診の有効性については「くじ引き試験」を徹底してやり、結果を世間一般に公開すべきだ。一方、近藤氏の著作がこれだけ売れているのは、自身が文中で書いてある通り、がんもどき理論うんぬんより手術や抗がん剤への疑問、それを勧める医師達への懐疑が読者側にあったからだと思う。2015/03/28

さざなみ

3
十数年前からかけ続けているガン保険を解約したくなってしまった。 なんだか大変もったいないことをしてしまったようであるが、保険に入っていたからこそ今までガンにかからなかったのかなと科学的な根拠のないことを感じています。2015/03/07

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