出版社内容情報
LAからニューヨークまで5千キロの大陸横断マラソン。それぞれに夢や事情を持つランナーたちのドラマを描き、感涙必至の名作復刊。
とにかくひたすら面白い不朽のエンタテインメント!
LAからニューヨークまで5千キロの大陸横断マラソン。それぞれに夢や事情を持つランナーたちのドラマを描き、感涙必至の名作復刊。
内容説明
ロサンジェルスからニューヨークまで5000キロ。アメリカ大陸横断ウルトラマラソンがはじまる。イギリス貴族、人生の逆転を狙う労働者、貧しい村のために走るメキシコ人、ガッツを秘めた美しき踊り子…2000人のランナーが、誇りをかけてセントラルパークめざして走りはじめる!圧倒的な感動と興奮の徹夜本、堂々の開幕。
著者等紹介
マクナブ,トム[マクナブ,トム] [McNab,Tom]
1933年スコットランド、グラスゴー生まれ。自身、三段跳びの元記録保持者で、ミュンヘン、モントリオール五輪ではイギリス陸上チームのコーチをつとめたほか、アカデミー賞作品賞をとった映画『炎のランナー』にも技術指導顧問として製作に関与している。『遙かなるセントラルパーク』が小説第一作
飯島宏[イイジマヒロシ]
1940(昭和15)年、東京都生まれ。東京教育大学文学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のぶ
50
1930年代に行われた、ロサンゼルスからニューヨークまでのアメリカ大陸横断ウルトラマラソンを描いた作品。この本80年代に出版されていてその時に読んだ。あまりの面白さに翻訳小説の虜になった一冊。本はその後処分してしまったが、しばらく前に復刊されての再購入。スポ根小説ではなくエンタメに徹した話で、参加者も賞金目当てやその他訳ありの人が多い。実は大会の興行自体も訳あり。そんな中、レースがスタートした。この先どんな展開になるか、細部は忘れているが当時のときめきが蘇ってきた。この先が楽しみだ。感想は下巻で。2016/07/28
Panzer Leader
33
[第69回海外作品読書会]登場人物の一人一人を丁寧に書き込んでいるので感情移入しやすい。只のアメリカ横断マラソンの大会だと思っていたのが政治が絡んできて、果して最後まで終える事が出来るのか、その優勝者は誰になるのか、彼らの友情・恋物語は一体どういう結末を迎えるのか、興味津々で下巻へゴー。2016/08/29
one_shot
27
読み友さんより。時は世界恐慌の傷まだ癒えぬ1931年3月、C・C・フラナガンというちょっとイカれたアメリカ人が米大陸横断大レースというイベントを立ち上げた。「トランスアメリカ」という全長3,146マイルのマラソンレース(!)に懸けられた莫大な賞金目当てに、世界中から食い詰めた健脚野郎がスタート地点カリフォルニアにやって来る。しかし彼らにはそれぞれ、どうしても勝たねばならない理由があった…。脳内では登場人物にバートレイノルズやジャッキーチェン、ファラフォーセットが…それはキャノンボールやで君。勇んで下巻へ!2023/05/05
みみずく
24
様々なワケをもつ人たちが、莫大な賞金をかけて西から東へ走る。村の生活向上のため、再チャンスを勝ち取るため、マラソンにかけてきた自分の人生のため…失業者でも貴族でもどんな境遇だとしてもとにかく自分の足で進むしかない。このシンプルさが余計なことを考えずに感情移入して読める。マラソン経験豊富なドクがなんとも愛敬がある。皆に惜しみなく知識を与えるのに少しも押し付けがましくなくて…走りながらアヤシイ薬を売りさばいていた過去があるのもいい。それ以外のキャラクターもはっきりしているので楽しく読める。2015/02/15
きゃれら
23
最初に読んだのは1990年代ではなかったか。とても久しぶりの再読。人に薦めてしまったので最初はちょっと不安だったけど、やっぱり抜群に面白い。大恐慌時代の1930年代アメリカでロスからニューヨークまで走る超長距離走の物語。実際にも同じような大陸横断マラソンはあったというのがスパイスになって、ランナーたちの成長物語に夢中になる。実際に走っている方の読んだ感想が聞きたい。ロッキー超えを前に下巻へ。2023/02/15
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