出版社内容情報
「疫病神コンビ」こと二宮と桑原は、詐欺師を追って北朝鮮に潜入する。だが彼の地は想像を絶する世界だった。新直木賞作家の代表作!
直木賞受賞作『破門』をしのぐシリーズ最高傑作!
「疫病神コンビ」こと二宮と桑原は、詐欺師を追って北朝鮮に潜入する。だが彼の地は想像を絶する世界だった。新直木賞作家の代表作!
内容説明
「疫病神」コンビこと、建設コンサルタントの二宮と二蝶会幹部の桑原は北朝鮮に飛んだ。二宮は重機の輸出で、桑原は組の若頭がカジノ建設の投資話でそれぞれ詐欺に遭い、企んだ男を追ってのことだった。平壌に降り立ったふたりだが、そこには想像以上に厳しい現実と監視が待っていた。シリーズ最高傑作の呼び声高い超大作!
著者等紹介
黒川博行[クロカワヒロユキ]
1949年、愛媛県生まれ。京都市立芸術大学卒業後、高校で美術を教え、86年、『キャッツアイころがった』で第4回サントリーミステリー大賞を受賞し、作家活動に入る。96年、『カウント・プラン』で第49回日本推理作家協会賞、2014年、『破門』で第151回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ナイスネイチャ
167
桑原の軽快な大阪弁が満載です。覚えにくい地名と名前がありますが、二人の掛け合いで読み進められました。引き続き下巻が楽しみです。2015/07/10
ehirano1
160
桑原と二宮の相変わらずの掛け合いが楽し過ぎます。物語云々よりもこの掛け合いだけでも十分楽しめました。しかし、今回の設定は凄すぎます、あろうことかこの二人が北朝鮮に行くのですから!2019/01/13
koba
112
★★★☆☆2015/03/07
ぶち
98
『疫病神』シリーズ第二弾。あのお互いを疫病神のように思っている凸凹コンビが健在です。今回は、あろうことかヤクザが詐欺に引っかかってしまい、その詐欺師を追いかけて北朝鮮に飛びます。最初は観光のパックツアーを利用して。2回目は中国からの密入国です。相変わらずトラブルだらけの展開にハラハラな読書です。北朝鮮の生活状況も克明に記されいて、興味深いです。きっと、周到な取材をなさったのだと想像いたします。全体の感想は下巻を読み終わったら。2019/08/22
遥かなる想い
97
北朝鮮を舞台にした「疫病神」コンビの物語である。詐欺師趙を追って 北朝鮮で 暴れるコンビが楽しい。 テンポの良い大阪弁の連射は健在で、 裏社会の怪しさを醸し出す。 上巻は北朝鮮の厳しい現実と監視を 描く。2023/09/15