出版社内容情報
*
内容説明
イギリスへのテロ攻撃の鍵を握るのは、“アイリッシュマン”と呼ばれる謎の男。精緻な計画と臨機応変の才で知られるその男は、ボンドの手を逃れ続ける。ロンドン、ドバイ、南アフリカ―ボンドが決死の追撃を続ける一方、テロ実行の金曜日は着々と迫る。巧妙に擬装されたテロ計画の全貌をボンドは暴けるのか?
著者等紹介
ディーヴァー,ジェフリー[ディーヴァー,ジェフリー] [Deaver,Jeffery]
1950年、シカゴ生まれ。雑誌記者、弁護士を経てフルタイムの小説家に
池田真紀子[イケダマキコ]
1966(昭和41)年東京都生まれ。上智大学法学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tetchy
93
現代を代表するこのエンターテインメント作家は単なるパスティーシュとしての007の新作を書いてはない。彼ならではのアイデアがふんだんに放り込まれている。また原典を未読なので解らないが、登場人物表に記載されていないボンドの協力者や彼の回想に出てくる人物なども007愛好家には思わずニヤリとする内容が含まれていることだろう。出来栄えはまずは及第点と云ったところか。ディーヴァー特有のどんでん返しが今回はあまりストーリーの面白さに寄与しなかったように思えたが、アクション満載のスーパーエージェントの活躍が愉しめる。2015/04/25
つねじろう
39
後半に入りいつもの得意技、敵地に直接乗込む作戦を展開するボンド。やっとペースも上がりややこしくなって来ながらも美女相手にやることはしっかりやって行く所は今も昔も変わらない。その一方でディーヴァーらしく二転三転のドンデンもちりばめる。かつジェームスボンド自身のルーツに関わる問題もヒネリを効かせて挿入するサービス満点。あっそうそう後半のボンドカーはスバルだよインプレッサが活躍して嬉しい。充分楽しめるけど、007+ディーヴァーはあくまで2で、期待した3とか4にならなかったのがちょっと残念かなあと云う感想です。2014/11/22
只三郎
34
スピーディーな展開となり、ジェフリー・ディーヴァーらしさも出てきた下巻であった。上巻で読み進めるスピードが遅かったことが嘘のように、あっという間に読んでしまった。2016/07/26
chiseiok
34
後半戦はかなり楽しめました。上巻より物語の流速が増しているので、相変わらずちょいちょい挟まるウンチクもそんな気にならない。終盤はディーヴァーお約束の誤導、ツイストの連続コンボで楽しかった。ただしキャラに思い入れが無いんで読了後の余韻も軽い。007のリライトという作品の性格上仕方ないのかも、ですが、普通こんな主人公になかなか感情移入できませんよね、ハイハイ、カコイイですね…的な^^;。あ、続編出たら買いますよ。2014/11/21
ダークスター
21
やっぱり、ディーヴァーは面白い。ボンドの両親の事も気になるので、次回作も是非お願いします。2018/03/17