出版社内容情報
世界最高のヒーローに世界最高のサスペンス作家が挑む。9・11後の世界でジェームズ・ボンドが殺戮を阻止すべく世界を駆ける。
あのディーヴァーが放つ、まったく新たな007の冒険!
世界最高のヒーローに世界最高のサスペンス作家が挑む。9・11後の世界でジェームズ・ボンドが殺戮を阻止すべく世界を駆ける。
内容説明
“金曜夜の計画を確認。当日の死傷者は数千に上る見込み”。イギリスへの大規模テロ計画の存在が察知された。金曜までの6日で計画を阻止せよ―指令を受けた男の名はジェームズ・ボンド、暗号名007。攻撃計画の鍵を握る謎の男を追って彼はセルビアへ飛ぶ。世界最高のヒーローを世界最高のサスペンス作家が描く話題の大作。
著者等紹介
ディーヴァー,ジェフリー[ディーヴァー,ジェフリー] [Deaver,Jeffery]
1950年、シカゴ生まれ。雑誌記者、弁護士を経てフルタイムの小説家に
池田真紀子[イケダマキコ]
1966(昭和41)年東京都生まれ。上智大学法学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tetchy
88
あのディーヴァーが世界的有名なスパイアクションシリーズである007シリーズを手掛けるニュースを聞いた時は正直期待半分不安半分だった。しかしそれは杞憂だった。ここには007シリーズを想起させながらも新たなジェームズ・ボンドがいる。若々しく、スマートフォンとアプリを使いこなす現代のスパイとしてのボンド像をディーヴァーは創り出した。そうでありながらも彼のボスはMであり、スパイグッズの発明家Qも出てくるし、ボンドカーと彼を取り巻く美女がきちんと配され、ファンが期待するボンドの定番も忘れられていない。2015/04/25
つねじろう
52
かのディーヴァー描くところのジェームスボンド。否が応でも期待は高まる。原作を大事にしながら上手に現代版に持ち込んでる。所属は変えてるけどMもマニーペニーも出て来る。でも原作をリスペクトする余り微妙なボンド氏のこだわりを映像なら一発で見せて済むものをいちいち説明して行くのでさすがのボンドもペースに乗れない。そう美女との距離感も。おっ今度はベントレーコンチネンタルか〜これは好きな車。それでもいつも通りのお金持ちの悪役も凄腕の殺し屋も胡散臭い陰謀もどっち転んでもオッケーのボンドガールも勢揃いしたから下巻期待ね。2014/11/18
chiseiok
32
おっと、前読作品があまりに濃ゆかったので、相対的に(良くも悪くも)薄味に感じてしまった。酒やら銃やら車やらの描写も、必然というよりはオサレうんちくってカンジでちょいクサイ…けどまぁこれは手練れディーヴァーのコトだし、あえて狙ってるかも(笑)。そもそも作品の性格がクールでスタイリッシュなスパイアクション・エンタメですもんね。とはいえ作者ならではの誤導の仕込みもキッチリあって、軽い読み味ながら充分面白くはあるんです。期待値ちょい高すぎたかな?きっと下巻でガッツリ唸らせてくれると思います(笑)。2014/11/17
只三郎
29
まあまあ面白いけど、ジェフリー・ディーヴァーらしさが見られない感じがする。下巻では、どのような展開になるのだろうか?ジェフリー・ディーヴァーらしさが出ると良いのだけど。2016/07/22
しゃお
21
ディーヴァーが描く「007」という事で期待を大きくして読み始めました。イアン・フレミングの原作の方と映画のジェームズ・ボンドをミックスしたような現代的なジェームズ・ボンドに仕上がっているようですね。冒頭から例の音楽を脳内で流しながら読みだせばワクワクが止まりません。しかし、読み進むうちに違和感も覚えますね。とりあえず後半でどうなるかを楽しみにします!2014/11/26