文春文庫
理系の子 - 高校生科学オリンピックの青春

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  • サイズ 文庫判/ページ数 437p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167902155
  • NDC分類 404
  • Cコード C0198

出版社内容情報

世界の理系少年少女が集まる科学のオリンピック、国際学生科学フェア。そこに参加するのはどんな子供たちなのか? 感動の一冊。

成毛眞氏、堀江貴文氏絶賛、感動の科学ノンフィクション

世界の理系少年少女が集まる科学のオリンピック、国際学生科学フェア。そこに参加するのはどんな子供たちなのか? 感動の一冊。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

紫陽花と雨

44
アメリカで行われるインテル主催のサイエンスフェア(科学オリンピック)まだ10代の子たちとは思えない研究にも驚くが、さすがアメリカ、賞金や奨学金の額が半端ない。だからこそ資金の理由で大学に行けないけれど勉強したいとこれを目指す子も。理由は様々でこの大会に出場できただけでも稀有なこと。でもその影には彼らを支え見守った家族、指導してくれた先生たち、協力して励ましてくれた友人たちが必ずいて、紹介された子それぞれの話がドラマティック。自分ではきっと手に取らなかった本、勧めてくれたA氏に感謝。2019/06/14

佐島楓

41
普通の学校からはみ出してしまうような子でも、努力と興味の方向性により、驚くような成果をあげられる。科学オリンピックをめざし奮闘する少年少女たちの姿は、読者に学問のなんたるかを教えてくれる。2014/12/18

007 kazu

37
一級品のドキュメンタリー。アメリカで行われる高校生の科学フェア。そのフェアの十人十色の参加者に密着したドラマだ。アメリカの各地域は元より世界各地から自らの研究成果を発表すべく精鋭たちが集まる様は地区大会を勝ち上がり甲子園を目指すが如く。報酬は大学への奨学金とまさに人生をかけた戦いである。徹底的に好きを突き止める姿や生活環境に迫られた発明、テーマの着眼点のセンス・・。トレーラーハウスに住む最貧地区で太陽光発電を作る少年、心を病む警察にホースセラピーを提供する少女・・1日1篇などじっくりと読みたい。 2020/09/12

サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

33
若き豊かな才能がここにはある。インテル国際学生科学フェアに出場した高校生たちのインタビューをまとめたドキュメント。出場者は必ずしも恵まれた学習環境にある者ばかりではない。難病と闘う者、貧しいネイティブインディアン、そして少年院からも。共通しているのは彼らの好奇心、探究心と優れた指導者の存在。大会の結果が単なる表彰だけではなく、奨学金と彼らの未来となる進学先の獲得という点もアメリカらしい。この中から未来のビル・ゲイツ、スティーブ・ジョブズが出てくるのだろうか?★★★★2015/02/19

たくや

26
この本で紹介される子達は誰一人、他人から強制されて研究していない。自分の知的好奇心の赴くまま、あるいは自分の大切な人の為に研究に没頭している。その中で様々な人の協力を得て障壁やトラウマを乗り越えて、チャンスを掴む姿に心震えた。教育は投資に例えられるが、ガイガーカウンターを買い与えた父や息子に家庭学習をさせた母など投資としては非常にリスクのある選択をした親の行動には驚かされた。自分が没頭した研究で奨学金をもぎ取った学生となんとなく大学に行く学生とでは学ぶ姿勢の底辺が違うよなぁ…。と感じたした。2019/08/27

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