文春文庫
ライ麦畑で熱血ポンちゃん

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  • サイズ 文庫判/ページ数 270p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167901677
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

ポップでリズミカルな文体で綴られる人気作家のエッセイ集は、風俗や言語への鋭利な感性が随所で胸に刺さる。とびきり贅沢な一冊。

鋭利な感性が胸に刺さる人気エッセイシリーズ

ポップでリズミカルな文体で綴られる人気作家のエッセイ集は、風俗や言語への鋭利な感性が随所で胸に刺さる。とびきり贅沢な一冊。

内容説明

美味しい食事にお酒、そして何より本を愛する日々、愛しい人々との愚かしくも充実した日々をへて、ポンちゃんの人生も50周年を迎えた。憂鬱なときも、せつないときも、恋をしたときも、いつだって颯爽としてまっすぐ。ポップでリズミカルな文体で綴られる身辺雑記は、社会や言葉への鋭利な感性も随所に煌めく、極上の一冊。

目次

十二年に一度の歯ごたえ期
早春の鬼にさようなら
文学的に。おでんとエロで腹いっぱい
五十周年酔狂事始
最低礼賛に風薫る
梅雨時のアイドルはTV
梅雨の合間に悲喜こもごも
Mr.スランプ不在の盛夏
バンカラの風立ちぬ
天高く八〇年代リターンズ
秋のハモニカ愚連隊
ひとり遊びで冬支度
二〇一〇もしたくないことしない主義
人生は今だけライスカレー
ハーモニカンのオリンピック考〔ほか〕

著者等紹介

山田詠美[ヤマダエイミ]
1959年東京生まれ。85年『ベッドタイムアイズ』で文藝賞を受賞、同作品は芥川賞候補となり、衝撃的なデビューを飾る。その後も立て続けに問題作を発表、87年『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』で直木賞、89年『風葬の教室』で平林たい子賞、91年『トラッシュ』で女流文学賞を受賞。さらに、96年『アニマル・ロジック』で泉鏡花賞、2001年『A2Z』で読売文学賞、05年『風味絶佳』で谷崎潤一郎賞、12年『ジェントルマン』で野間文芸賞を受賞するなど、現代文学の旗手として旺盛な執筆活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

絹恵

37
其処彼処に散らばった言葉を拾い集めて練成すると哲学なりました。それならば、纏まりを壊して削ぎ落としたら概念のない学問になりました。学ぶことは楽しいことで、人は全てのものから学ぶことが出来るという贅沢の果てを生きていました。でも種類分けしないことで哲学の環から外れて無銭優雅を楽しめるのだと思いました。2014/10/15

もじぱん

6
久しぶりの山田詠美エッセイ。このシリーズの初期のものを随分前に読んだきり、続きを手にとらないまま数年過ぎた。今回本屋で平積みになっていたのが目につき、久々の再会。ブンガクの匂いを醸し出しながら、いつものおちゃらけエッセイ。相変わらず読みやすい綺麗な文章だなぁと思いつつ、言い回しというか、言葉遣いはしかしやっぱりちょっと世代を感じてしまうような…。しかし、文壇の世界というか、小説家の方々とのちょっとしたやり取りなんかが垣間見れるのは、面白い。2015/01/02

takakomama

4
著者のエッセイは初読み。ポンちゃんシリーズで50歳の頃。交友関係や日常生活がが垣間見えます。2020/05/11

Shiho F

1
相変わらずのポンちゃん節。文豪のちゃかしっぷり(太宰が多い)とか、あのセンス、大好きです。学生のときから読んでいるポンちゃんシリーズ。私にとってはイカした(死語)姉さんだった著者ももう、50代かー。私も母親になってるしなぁ。出版社を変えながら発刊されているこのシリーズ、ずっと続いて欲しいな。2015/01/31

hamm

0
☆☆

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