出版社内容情報
あの日から、被災地に通いつつ、銀座では前代未聞の支援プロジェクトを開始! 大人として作家として激動の一年を綴るエッセイ集。
被災地に通い、銀座のママになった一年の記録
あの日から、被災地に通いつつ、銀座では前代未聞の支援プロジェクトを開始! 大人として作家として激動の一年を綴るエッセイ集。
内容説明
「こんなことがあっていいの…」被災地の光景に涙してばかりはいられない。精力的なボランティア活動をするイケメン青年たち、人生経験を生かして東北の未来作りに奔走する仲間に触発され、超オリジナル支援策「銀座のママプロジェクト」を立ち上げる。髪を高く結い上げて、さあ超高級クラブにご出勤!人気連載、激動の一年。
目次
楽観主義者宣言
妻よ、ガンバレ
冬の出来ごと
ツバの海
いらっしゃい
風邪の理由
ケンカ売ってんの!?
大腸の話
準AKBメンバー
マスクのルール〔ほか〕
著者等紹介
林真理子[ハヤシマリコ]
1954(昭和29)年、山梨県に生まれる。日本大学芸術学部を卒業後、コピーライターとして活躍。82年のエッセイ集「ルンルンを買っておうちに帰ろう」がベストセラーとなる。86年「最終便に間に合えば」「京都まで」で第94回直木賞を受賞。95年「白蓮れんれん」で第8回柴田錬三郎賞、98年「みんなの秘密」で第32回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミカママ
126
真理子さんエッセイ連チャンでいってみました。今回は例の震災前後の、不安定な国内や、真理子さん自身の心境が描かれている。ネットや雑誌でしか状況を知らなかった私だけど、こうして1人の作家さんの目を通して当時を読むのは、格別な思いが。ドミンゴの歌声が聴こえてくるよう、思わず涙ぐんでしまった。そして、あたしもやってみたい、銀座ママ!真理子さんが見かけた、児玉清さま(大好き❤️でした)の洋書一冊持ってファーストクラスNY行きに搭乗、に膝カックン。「漢」やなぁ。2015/10/18
くろにゃんこ
44
小説かと思ったらいつものエッセイでした(また間違えた(^^ゞ)2011年のもので『あの日のその後風雲録』と内容がダブっている気がします。でもまぁ、いつもながら読み易く、愚痴や不満がすごく良く分かるところがね、私も年をとったということか(爆) 2014/05/30
百太
23
2011年から連載されたエッセイ。林真理子の文章は読みやすくサクサク読めます。 エッセイってその人のヒトと成が薄っすらみえます。やっぱり合わない(苦笑)。 震災被災地に心を寄せて足を運んでくれてた事、有難く思いながらも。。。。 やっぱり共感できない感覚。嫌いと言う訳でも無く理解できない訳でもない、性格が悪いとも思わない、けど苦手な女性なのかな(苦笑)。小説は好きなんですけどね。 2019/02/23
米太郎
20
・震災当時に書かれたエッセイ ・著者がバーゲンでバーキン売ったり、銀座のママプロジェクトをして盛り上げていたらしい ・経済を回すのも支援 ・バンサンカンなどのお高め雑誌はお城って感覚が素敵。2023/01/27
まつこ
14
2011年に週刊文春で連載されていたエッセイの書籍化。東日本大震災当時、そしてその後の描写は、いま読んでも思いだしてウルウルしてしまう。あのとき東京にいた人なら、共感せずにはいられない思い。被災地の方々に比べたら圧倒的にダメージは少なく、でも心に傷が残ったあの震災は、ずっと忘れられないだろうなぁ…。2016/06/26