出版社内容情報
七歳になる源太郎は、歯痛でしおらしくしている花世のために、二人でお稲荷さんへゆくが……江戸情緒もみずみずしいベスト版第3弾。
江戸の春とともに旅籠「かわせみ」にも春が訪れ…
七歳になる源太郎は、歯痛でしおらしくしている花世のために、二人でお稲荷さんへゆくが……江戸情緒もみずみずしいベスト版第3弾。
内容説明
畝源三郎の嫡男・源太郎も、はや7歳。歯痛で妙にしおらしい花世を気遣って、御利益があるというお稲荷さんに連れていくが…。幼い二人が放火事件に巻き込まれる表題作、大安売りに目がない女中頭のお吉の買い物が思わぬ事件につながる「お吉の茶碗」他、珠玉の7篇を収録。カラー挿絵も美しい愛蔵ベスト版第3弾。
著者等紹介
平岩弓枝[ヒライワユミエ]
昭和7(1932)年、代々木八幡神社の一人娘として生れる。30年日本女子大国文科卒業後、小説家を志し戸川幸夫に師事。ついで長谷川伸主宰の新鷹会へ入会。34年7月「鏨師」で第41回直木賞を受賞。平成3年「花影の花」で第25回吉川英治文学賞受賞。10年、第46回菊池寛賞を受賞。16年、文化功労者。テレビドラマ、芝居の脚本も数多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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