文春文庫 アイスモデリスト

八木沼 純子【著】

文藝春秋（2014/02発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 269p／高さ 16cm
• 商品コード 9784167900403
• NDC分類 784.6
• Cコード C0195

出版社内容情報

浅田真央、高橋大輔、羽生結弦ら、国民的スターを次々に輩出するフィギュアスケート界。選手たちのたどった軌跡を肉声で振り返る。

ソチ五輪いよいよ開幕。緊急出版！

浅田真央、高橋大輔、羽生結弦ら、国民的スターを次々に輩出するフィギュアスケート界。選手たちのたどった軌跡を肉声で振り返る。

内容説明

天才・浅田真央が円熟の時を迎え、ベテラン・鈴木明子が熱視線で観客を魅了すれば、羽生結弦、町田樹らの新星が、王者・高橋大輔に肉薄する。母としてリンクに立つ安藤美姫の存在も見逃せない。ソチ五輪を巡る熱き戦いを、プロスケーターならではの視点で捉えた貴重なレポート。

目次

第１章　集大成へ（浅田真央「慈しみながら、すべてを魅せたい」；高橋大輔「いつになっても満足できない。だからこそ」；羽生結弦「支えてくれる皆の想いを」）
第２章　「大国日本」を支えるスケーターたち（精鋭の横顔；新たなる挑戦）
第３章　先駆者が切り開いた道（荒川静香；本田武史）
第４章　リンクの上から見えること
第５章　ソチはどんな舞台になるのか
第６章　フィギュアスケートを、もっと知るために

著者等紹介

八木沼純子［ヤギヌマジュンコ］
１９７３年、東京都生まれ。早稲田大学教育学部卒業。５歳からスケートを始め、国際大会で活躍。８８年世界ジュニア選手権２位。同年１４歳でカルガリー五輪に出場。９３年冬季ユニバーシアード大会優勝。同年アジアカップ優勝。９４年ＮＨＫ杯３位。９５年プロへ転向し、プリンスアイスワールドのリーダーとしてアイスショーへ出演。テレビ番組の解説、キャスター、コメンテーターとしても活躍（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[takaC]

言ってみればすでに歴史上の事実として確定してしまっている事に関わるエピソードなのでリアルタイムに読むのが一番楽しめたんだろうね。

2015/07/04

[佐島楓]

こうして読むと、アクシデントやスランプを乗り越えてきた選手がいかに多いかわかる。月並みな表現しかできないのが悔しいのだが、彼らはその身を持って挑戦することの難しさ、あきらめず挑み続けることの素晴らしさを教えてくれている。だからこそ自分の身に置き換えて考えられるし、心揺さぶられ涙できる。このタイミングで選手の方々を応援することができて、本当によかった。

2014/03/29

[Ｄ21 レム]

ソチ前に出た、日本のフィギュアスケートの話題を網羅した本。選手は練習するリンクの少なさに苦労しているが、千葉にはゴミ焼却場の余熱で発電して氷を凍らせ続けるリンクがあるらしい！光熱費がかからないリンクがあるのはすごい。今もあるのかな？浅田真央はもちろんだが鈴木明子や町田樹や小塚崇彦の話もうれしい。ソルトレイクのヤグディンの超神演技「仮面の男」はモロゾフの振り付け。無良崇人は4回転＋4回転連続ジャンプを成功したことがある。高橋大輔は実家の裏山にあるリンクで練習していた。佐藤・山田コーチのインタビューも貴重。

2014/03/18

[tsubomi]

2015.01.31-02.28:ソチ五輪前のグランプリファイナルまでの記載なので、その時点で読めば参考になった部分はあったかも、なのですが、五輪後に読むとニュースソースとしての面白さは皆無です。内容的にも特に掘り下げ感がないので、ほぼ知っている内容の確認でした。前半はともかく、後半はバンクーバーどころかトリノ五輪へ向けて、という記載。最後まで読んでみると、2005年に書かれた文章に補足して出版したものだと判明。なるほど。古い日付ですけれど佐藤信夫コーチにインタビューしているのはなかなかよかったです。

2015/02/28

[すぎねえ]

まさにこの時期に！というタイミングで見つけてタイトル買い。これから五輪本番を控えた選手は勿論だけど、それ以外の選手も含めて有名どころ（笑）を八木沼さんだからこそ、の距離感でルポ。フィギュアの団体戦は始まってるけど、個人戦までに是非、な一冊。ソチに間に合わなくても3月には世界大会だっけ、なんかまだ大会が残ってるはずだから、やっぱり今、是非。あ、おいらスケート界とは全く無縁ですので念の為（笑）。

2014/02/08