文春文庫<br> 完全黙秘―警視庁公安部・青山望

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文春文庫
完全黙秘―警視庁公安部・青山望

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  • サイズ 文庫判/ページ数 411p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167818012
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

財務相が刺殺された。犯人は完黙し身元不明のまま。捜査は政治家と暴力団・芸能界の闇に迫る。元公安マンが描く新時代警察小説!

内容説明

財務大臣が刺殺された。犯人は完全黙秘。身元不明のまま起訴される。特命の極秘捜査にあたる警視庁公安部警部・青山望が突き当たったのは、政治家と暴力団、芸能界が絡み合う壮大な「戦後の闇」だった。捜査手法、情報戦の実態など公安出身者にしか書けない圧倒的なリアリティで描く、インテリジェンス警察小説の新シリーズ。

著者等紹介

濱嘉之[ハマヨシユキ]
1957年、福岡県生まれ。中央大学法学部卒業後、警視庁入庁。警備部警備第一課、公安部公安総務課などを経て、警察庁警備局警備企画課、内閣官房内閣情報調査室、再び公安部公安総務課を経て、生活安全部少年事件課に勤務。警視総監賞、警察庁警備局長賞など受賞多数。2004年、警視庁警視で辞職。衆議院議員政策担当秘書を経て、2007年『警視庁情報官』(講談社文庫)で作家デビュー。危機管理コンサルティング会社代表を務めるかたわら、各メディアでコメンテーターとしても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のり

87
現役の大臣が刺殺され、犯人は現行犯逮捕。しかし犯人は完全黙秘。氏名さえ解明されないまま起訴。前代未聞の事件に対し警察の信用は下落。警察の威信をかけ特命捜索チームが結成。公安のエリートと呼び声高い「青山」は他部所の同期達と情報を密にして背景を追う。政治家・財界・暴力団・芸能界の闇が蔓延する中、絡んだ糸を見事にほどいていく。2020/03/26

さっこ

50
公安部・青山望シリーズ。う~ん。警察小説で公安ものということで期待して読み始めたのですが…。最初のほうは面白かったのですが、途中から組織のなんちゃらかの解説状態で読みづらかったです。現職の大臣が殺されるという内容からもっと公安の動きを描いてほしかったのですがちょっと残念。

JILLmama

46
初読み作家さん。 作家自身が元警視庁公安だったこともあり、とにかく警視庁、警察関係ウンチクやら階級の描写が多い!かなりの読みにくさですが、物凄いリアル感。小説というより、事件の捜査記録のようでした。シリーズ化しているのでボチボチ読んでみようかな。 濱さん、ググったらよくテレビでてる人でした...2017/09/15

KAZOO

44
浜さんの新シリーズを読み始めました。読んでみて思ったことは主人公が警察大学校のときの同期四人が主人公だというけれどこれは警視庁の犯罪対策にかかわる部署を四人の姿を借りて具現化したものだと感じました。悪人を追い込めて行く捜査の手法は読んでいて非常に小気味がいいくらいです。このシリーズもとりあえず読んでいこうと思っています。2014/10/14

おいしゃん

37
政界、水商売、裏社会、北朝鮮と、一つの事件がオールスターのように展開し、抜群の読み応え。2020/07/21

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