現代語訳 北越奇談

現代語訳 北越奇談

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  • サイズ A5判/ページ数 237p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784822101763
  • NDC分類 913.56
  • Cコード C0095

内容説明

文化九年春、江戸永寿堂から越後の橘崑崙薯『北越奇談』が出版された。挿絵は当代一流の浮世絵師葛飾北斎。奇談・怪談のおもしろさもさることながら、北斎の挿絵もあって江戸中の人気を集めた。本書はだれでも読める現代語訳で、挿絵をすべて収録した。

目次

越後地理路程並びに順路案内
北越奇談巻の一(龍蛇ノ奇;闘龍;巻水 ほか)
北越奇談巻の二(七奇の弁;古の七奇;俗説十有七奇 ほか)
北越奇談巻の三(玉石;水晶石を割る;貝石 ほか)
北越奇談巻の四(怪談「慈光寺の天狗」;日光山の山伏;赤面の僧 ほか)
北越奇談巻の五(怪談「地虫の怪」;蚯蚓・田螺・河鹿;漆千杯の碑 ほか)
北越奇談巻の六(人物;酒転童子;玄翁・万元・了寛 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

テツ

15
初読み。越後の文人である橘崑崙による随筆。葛飾北斎が挿絵を描いているのでそちらの絵的な方で有名なのかも。崑崙自身は怪異というものを信じてはいないということなので、怪異な話を真偽などはともかくそのまま収集し収録していて、それはそれで一歩引いた感じが味わい深い。不思議な現象や不思議な感覚。そうした個人的な内部での出来事を噛み砕き物語として吐き出したときに怪異はようやくこの世界に生まれ出でる。人と共に存在している怪異は文化そのものだよなあと改めて思う。2020/08/10

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