内容説明
北町奉行所小石川養生所見廻り同心、神代新吾。南蛮一品流捕縛術を修行する、若く、未熟だが、熱い心を持つ同心である。新吾が、幼馴染みの養生所医師小川良哲、臨時廻り同心白縫半兵衛、手妻の浅吉らと共に、様々な事件にぶつかり、悩みながらも成長していく姿を描く、書き下ろし時代小説「神代新吾事件覚」シリーズ第1弾。
著者等紹介
藤井邦夫[フジイクニオ]
1946年北海道旭川生まれ。テレビドラマ「特捜最前線」で脚本家デビュー。以後、刑事ドラマ、時代劇を中心に、監督、脚本家として400本以上の作品を手がける。主な脚本作品として「水戸黄門」「子連れ狼」などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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さいと
3
新吾さん、青いなあ。秋山さまや白縫さんが老獪すぎるからそうみえるのか。でも、そこがいいのかも。人情味もあるけれど、それがまだまだ空回りすることも。がんばって定廻同心になってね。相棒の浅吉さんはなにか過去にいろいろありそう。このバランスがいいのかな。続きが楽しみです。2011/02/21
M2
3
神代新吾の活躍がもっと見たかったので彼が主人公の新シリーズは待ってました!という感じです。幼なじみの良哲先生と冷静&熱血コンビを組むのかと思ったらまさかの新キャラ登場。浅吉さん格好いいです。若さ溢れるまっすぐな新吾と陰のある世慣れた浅吉さんのコンビもいいですね。半兵衛さんや半次、鶴二郎が顔を出してくれるのも嬉しい。閻魔亭さんとの絡みもいずれあるのかしら。次巻では新吾の母上菊代様の出番も増えるといいな。2011/01/28
shokopan
2
作品間のリンクが多すぎて、だんだんワケが分からなくなってきました…。浅吉さんが良いです。新吾さんは若々しく青々しく、ちょっと疲れるの。2011/01/15
masaru
1
主人公の新吾とミステリアスな浅吉の活躍が面白い、江戸人情事件物。 ホラーとか心拍数高くなるミステリーとか読んだ後に読むと落ち着く。 動機、息切れ、めまいには時代物を一服。2025/03/04
黒柴わん子
1
知らぬが半兵衛シリーズでお馴染みの養生所見廻り同心神代新吾のシリーズ第1作。熱血漢で人を信じやすく迂闊な自身の行動に後悔する、若さ全開の作品。もちろん、半兵衛さんも出て来るし半次や鶴次郎も出て来る。半兵衛さんは珍しく捕物に他の同心の助けをかりてるし、いつものごとく知らん顔もする。新吾と半兵衛の過去の繋がりもちらっと見えていい。浅吉は、なんでそこまで新吾のために動くのか…次の作品も読もうと思う。2017/04/30