出版社内容情報
浴槽にぶちまけられた納豆、尋常ではない唸り声、入れ歯の忘れ物……ラブホテル女性従業員が20年間見てきた仰天カップルの実態。
内容説明
ドア越しに聞こえる絶頂の喘ぎ声なんて序の口。浴槽にぶちまけられた納豆の異臭、来ると必ずバイブを三本頼む若い女性、ベッドの脇で首輪をつけてたたずむ裸の中年男性、尋常ではない唸り声、入れ歯の忘れ物…ラブホテル女性従業員が見てきた仰天カップル達の実態と裏稼業のじーんとくる話満載の、まさに「裏物語」。
目次
第1章 ラブホテル従業員というお仕事
第2章 ラブホテル珍事件簿
第3章 千客万来、それぞれの趣味
第4章 困った人々
第5章 色々な忘れ物
第6章 風俗の人々
第7章 ラブホテルの昭和史
第8章 忘れられない仲間たち
著者等紹介
大月京子[オオツキキョウコ]
1955年生まれ。現役ラブホテル従業員。訳あって、昭和の末期にこの世界に飛び込む。以来20数年、渋谷、新宿などのラブホテルのフロント、客室清掃などを担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
セウテス
94
ラブホテルで働く女性従業員の、裏話や面白驚きの体験談。月に13日勤務とは言っても、一旦仕事に就いたら仮眠時間も含め思った以上に、労働時間のたいへんな職業である。そして何より、その仕事は部屋やベッドのメイキングではあるものの、その実はセックスの後片づけと言ってもよいだろう。人それぞれかも知れないが、あまりにも個性的なお客さまには笑ってしまう。後片づけをする側にとっては、とても笑える話ではないだろうが。ハードボイルドではないが口語体なので、意外とサクサク読める。たまには、こんな知らない職業の裏話もいいものだ。2019/11/27
kinkin
49
面白い本だった。レブホテルの清掃係である著者が見た人間模様。本のまとめ方を読むと実在する方なのかどうかは不明、様々な話をまとめた本かもしれないがそれは別にして楽しめた。表紙の写真のようなケバケバしい部屋というのは今でもあるのだろうか。昔は連れ込みだのサカサクラゲだの淫靡なイメージだったのがすっかりオシャレ化したことも書かれていた。恥ずかしがらずにどうぞ^ ^2015/07/01
めんま
25
ラブホテル従業員のエッセイ。清掃員として、使用後の客室を数多見てきたからこその変わったエピソードを楽しめる。浴槽一杯に納豆を入れたカップルがいたようだが、どのような性癖なのだろうか。自分では思いもつかないことなので、想像が膨らむ。2022/03/02
伊瀬有佐
13
ドギツイ、下世話な話満載かと思ったけれど、そうでもなかった。面白かったです。人間観察するには、持ってこいの職場ですね(笑) これを元にして、小説に起こしても良いんじゃないか、と思ったり。2011/01/12
Mayrin
9
想像より気持ち悪くない感じて、面白かったです。2021/05/04