文春文庫<br> 世界エロス大全―「悦楽」と「偏愛」と「禁断」の園

電子版価格 ¥652
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文春文庫
世界エロス大全―「悦楽」と「偏愛」と「禁断」の園

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  • サイズ 文庫判/ページ数 275p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167801366
  • NDC分類 384.7
  • Cコード C0195

出版社内容情報

人間の欲望が生み出した快楽の宴。足専門娼家、乳房マニア、奴隷契約書etc。世界中から集めた「性」にまつわるエピソードで綴る。

内容説明

バスト狂いの王、古代ギリシアの美尻コンテスト、残酷な乳房への拷問、セックスを甘美にした纏足、射精回数を監視する女性職、世界初の奴隷契約書、少女ヌードへの執着、折檻される黒髪、局部ヘア・コレクション、女装を愛した聖職者etc.世界中から集めた、人類の「快楽」への欲望を集大成。「性」にまつわる仰天エピソード満載。

目次

エロスの章(乳房;お尻;足;性器;ヘア)
禁断の「快楽」と「性」に生きた人々 Part 1(悦楽の「奴隷契約書」/マゾッホ;異端の画家とサディズム/伊藤晴雨;「ロリータ・コンプレックス」と「少女ヌード」/ルイス・キャロル;美しきマゾヒストの壮絶な最期/よね)
偏愛の章(奇妙なコレクション;カストラート;宦官;両性具有)
禁断の「快楽」と「性」に生きた人々 Part 2(女装と少女に狂った聖職者/ジョワジー;世紀の英雄はマゾでホモだった!?/アラビアのロレンス;理想的夫婦のちょっとした異常/ハロルドとヴィタ;奇妙な三角関係/アナイスvsヘンリーvsジューン)

著者等紹介

桐生操[キリュウミサオ]
本名・上田加代子。ソルボンヌ大学、リヨン大学でフランス文学・歴史を専攻。現地で出会った堤幸子さんと帰国後、共同執筆を開始、歴史の裏面に隠された知られざるエピソードを様々な形で紹介(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

猫丸

9
この手の本をどこに置いたらよいのか問題。オトーさんは悩むんであります(小沢昭一風)。桐生先生の文学趣味に付き合う本とも言える。マゾッホ、アラビアのロレンス、ヘンリー・ミラーで卒論を書こうという学部生にはおすすめ。宦官関係が興味深い。p.165「宦官の多くが宮中に入ってからも何回かにわたり修整手術を受けねばならない。最初の手術が完璧でなかった場合、成長するとまた性器が出てくることがあるのだ」p.167「皇帝の機密を扱う機関の担当に宦官(中人)を用いたので中書省と呼ぶ」諸説アリのようだが。2022/08/11

美麗

3
この人の本はタイトルと見出しに釣られるけど本文を読んだら面白くないパターンが多い。題材はいいのに調理が下手というか。資料集読んでるみたいで文章に面白味がない。エロスなのに全然エロくないし。色んな変態、マニアを集めてまとめてあるから雑学としてさらっと知っておくぶんにはいいと思うけど。マゾッホの奴隷契約書が興味深かった。2015/01/26

北白川にゃんこ

2
様々なフェッティー!乳房王には笑っちゃうだろ。ある意味めっさカッコイイけど。SMは殺さない程度になー。2018/08/02

菊痴

1
エロティックというよりもフェティッシュ。偏愛を抱えながらも生きていく人の業は計り知れないけれど、愛おしい。マゾ紳士達のエピソードがエゴマゾ感たっぷりで面白い。奔放な人に憧れながらも心の何処かで痛烈に批判しているような、相反する感情を抱えて居る人は結構いる。2016/12/21

テトラ

1
シリーズ4作持っていて、読んだのは2作目です。桐生操さんの本も一時よく読んでいました。内容的には、他の本と被っている部分もありましたが、なかなか面白かったです。人間の業って、結構深いんだな…。しみじみと思わずにはいられません。ただ、海外、特にヨーロッパ等のセレブたちの夫婦事情や、めくるめく愛情事情を読んでいると、どうしてこれが許されるのかわからぬ、というジレンマに陥ることが多々ございます。夫婦で、夫がこれで、妻がこれで、いいの、本当に!?特に妻があれでも、結構最後まで見捨てない夫が多いことにびっくり。2015/12/15

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