出版社内容情報
容姿は人並み。恋愛経験もゼロじゃない。…でも常にモテないオーラが漏れている「モテない系女子」を憐れみ、いじくり倒すエッセイ。
内容説明
特別に容姿が悪いわけじゃない。恋愛経験だってゼロじゃない。時には、彼氏やダンナがいることもある。…でも、常にモテないオーラがにじみ出ている「モテない系」女子たちに同情し、憐れみつつも励ましはせず、いじくりまわしたイラストエッセイ。巻末に漫画家・久保ミツロウ氏との「モテキvsモテない系」対談を収録。
目次
同情しろ!モテない系
厳しきモテない系
壮大なる妄想完璧男子
モテない系と現実の男子
半タメ口と文系趣味
ブライス・着物 二大地獄
くるりの出し方
モテない系の母なるマンガ
腐女子と腐女子要素
モテとおしゃれと色
ファッションアイテムレベル5
鑑賞用ファッション誌と三低
ヴィジュアル崩れ
日本刀のようなメール
モテない系の履歴書・学生篇
モテない系の履歴書・社会人篇
結婚しとけ、モテない系
アピール型姉御の脅威
安息の地、モテない系
著者等紹介
能町みね子[ノウマチミネコ]
大学卒業後、ネクタイ時代、OL時代を経て、現在は文筆業&イラスト描き。雑誌、Webなどに多数の連載をもつ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
295
能町みね子女史の「モテ」vs「モテない」エッセイ。元々はネット上での連載だったものを文庫化(2011年)。「あとがき」で著者ご本人も述べているように、この分野もなかなかに変化が激しいようだ。それでも、いいところを突いていて、「モテない」を一つの文化として捉えている。編中には私などのとうてい知りようのない固有名詞が頻出する。「モテない」系に特化された中で、私でも知っているのは、少女漫画の岡崎京子くらいだ。「モテない」は奥が深く、今では相当な文化的背景をともなっているのである。2024/12/03
bianca
53
10年前に書かれた本でした。だからちょいちょい古い表現はあるものの(私はそんなに違和感ないが…)どう考えても自分がモテない系だから面白い。このドクダミの装丁の感じも好きなんだけど、モテない系はファッションセンスも“なんとなく茶色っぽいグレーとかベージュに近い白とか、ひとことで表せない色ばかり買います”とあって…ドンピシャじゃないか…意識してなかった。こうすればモテると頭ではわかっていても、変なプライドが邪魔をして、女の部分を前面に出せないモテない系をいじくりたおす、という内容。2017/01/22
佐島楓
51
なぜ能町さんはこれほど私にジャストミートな作品ばかりお書きになるのだろう・・・。2016/03/25
有
42
女性の方ならとにかく1ページ目を読んでみて欲しい。1ページ目が最高に面白い。基本的に自意識過剰なんですよね。こう言ったら男受け狙ってると思われるのではとか、媚うってると思われたくない!わかる。そんなことないよって言葉を求める為の自虐的言葉は要らん!〇〇さんって可愛いよねと誉めた後の、私なんてそんな、あなたのほうが可愛いよと言う謙遜も要らん!よっぽど、私モテるから!って人のほうが好きです。自分の良いところを自分でちゃんと掴んでる人。そういう人に、私はなりたひ。この毒舌は、作者さんにつられたということで…笑2011/10/28
じゅき
37
サクサクと読める1冊。 モテるとかモテないとかはたまた除外。。 自分はどの位置にいるんだろう・・・と(笑)20代くらいで読んだらもうちょっとツボってしまう1冊なのかもしれません2015/07/22