内容説明
「魯山人会」発起人だった父は、彼の死後手許に山ほどあった作品をすべて売り払ってしまった。なぜか?遠い少年の日の記憶から、魯山人をたどる旅がはじまる。現存資料のほぼすべてにあたり、関係者80人超の取材を経て書き上げた、決定的評伝。第39回大宅壮一ノンフィクション賞受賞作品。詳細な年譜付き。
目次
第1章 父と魯山人―昭和三十四年~五十二年
第2章 出生―明治十六年~四十四年
第3章 食客―大正元年~十三年
第4章 星岡茶寮―大正十四年~昭和十一年
第5章 雅陶三昧―昭和十二年~二十年
第6章 永遠なれ魯山人―昭和二十一年~三十四年
著者等紹介
山田和[ヤマダカズ]
1946年(昭和21年)、富山県礪波市生まれ。出版社勤務ののち、作家に。『インド ミニアチュール幻想』(平凡社、1996年。文春文庫、2009年)で第19回講談社ノンフィクション賞を受賞。2007年の『知られざる魯山人』(文藝春秋)では第39回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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