出版社内容情報
スーパーサラリーマンだった僕を突然襲った「うつ病」。相棒の貂々さんと2人で支え合いながら、涙と笑いで乗り切った感動の体験記。
内容説明
2004年にうつになるまで、外資系IT企業でバリバリ仕事をこなしていたツレさん。長引く不調の末に会社を辞め、闘病生活が始まる。相棒てんてんさんの作中で「布団を被って泣いていた」ツレさん自身は何を思っていたのか?2009年にドラマ化、2010年にDVDが発売された『ツレがうつになりまして。』の“もうひとつの原作本”。
目次
第1章 僕とうつ病
第2章 問題は回復期なんです
第3章 僕はこうして相棒と出会った
第4章 恋愛から婚結への日々
第5章 家族ごっこのはじまりはじまり
第6章 『ツレうつ』以後の僕たち
著者等紹介
望月昭[モチズキアキラ]
1964年東京生まれ。幼少期をヨーロッパで過ごし、小学校入学時に帰国。セツ・モードセミナーで細川貂々と出会う。卒業後、外資系IT企業で活躍するも、ある日突然うつになり、闘病生活に入る。2006年12月に寛解し、現在は家事・育児を一手に引き受けるかたわら「てんてん企画」の運営や執筆活動も行う
細川貂々[ホソカワテンテン]
1969年埼玉生まれ。セツ・モードセミナー卒業後、漫画家・イラストレーターとして活動。10年間の助走期間を経て『ツレがうつになりまして。』(幻冬舎)で大ブレイク(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
17
うつになってから、病中、治ったあとのことをまとめた体験記。著者曰く うつ病の人と、その家族に向けて、この病気は必ず治るんだというメッセージを伝えたくて書いたとある。現在もこの病気で苦しんでいる人たちに とってこうした体験記は、心強いと思う。2014/01/28
まこ
16
普通に読みやすかったです。そこに少しビックリしました。すごいですね、望月昭さんって…!うつに関して色々と学べました。読めてよかったです。2015/09/11
ばんぶー
15
実に、うつの事が判りやすい本でした。と同時に、現在、右足不調の為、シンクロしそうな衝動に駆られた、危ない危ないw2010/10/20
kuma suke
13
良いご夫婦だな。本当に人生何がどうなるかわからない。勇気と元気をもらいました。ありがとう。2013/07/25
オ・パッキャ・マラ夫
11
貂々さんの著書も何冊か読んだので、より話がつながって面白かったです。 状況が落ち着いてきて、こんなに楽をしてばかりいると怠け癖がついちゃうんじゃないか?と不安に思うツレさんに対して、病気でなく怠けているのが悪いって思うキッチリめの考え方が、よくない。と貂々さん。私もツレさんのように考えてしまうタイプだからこそ、そうだったのか!と気付かせてくれますね。ツレさんが東洋思想で一番心構えとしてしっくり来たという「老子」の、何もしないのが一番良いという思想も参考になります。2021/12/06