出版社内容情報
河井継之助率いる長岡藩と官軍の激闘を描いた最終章「金城自壊」とともに、全12巻の総索引(内容、人名)を付録とした必携の1冊。
内容説明
明治元年、日本を東西に二分した内戦は続いている。新政府軍に立ちはだかったのは、東日本諸国が有する古来の“道義”であり、逡巡しつつもそれに殉じた者の一人に、長岡藩家老・河井継之助がいた。歴史とは何か?日本人とは何か?大佛次郎は自らに問いかけ、生命を賭したこの大作において見事に確答を示した。
著者等紹介
大佛次郎[オサラギジロウ]
明治30(1897)年、横浜市生れ。本名・野尻清彦。長兄は英文学者の野尻抱影。大正10(1921)年、東京帝国大学政治学科を卒業後、鎌倉高等女学校(現・鎌倉女学院高等学校)教師となったが、翌年外務省条約局勤務(嘱託)に。13年、鎌倉の大仏の裏手に住んでいたことに由来する大佛次郎の筆名で「隼の源次」、ついで「鞍馬天狗」シリーズ第一作「鬼面の老女」を発表、作家活動をはじめる。時代小説から現代小説、歴史小説、ノンフィクション、エッセイと、幅広いテーマとスタイルで多くの作品を手がけた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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