文春文庫
天皇の世紀〈10〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 385p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167799014
  • NDC分類 210.58
  • Cコード C0193

出版社内容情報

江戸無血開城を巡る勝海舟と西郷隆盛の交渉を検証しつつ、五箇条の誓文を丹念に読み解いた維新史必読の書。

内容説明

鳥羽伏見の戦いに敗れた徳川慶喜が逡巡の末に恭順を決めた。薩長軍との和議交渉を命ぜられた勝海舟は、決戦も辞さぬ覚悟で西郷隆盛との会談に臨む。立場こそ違え、国家の未来に明確なビジョンを持つ両者の思惑はきわどく一致し、江戸は戦火を免れた。次いで五箇条の御誓文が布告され、新政府の国是が定まる。

著者等紹介

大佛次郎[オサラギジロウ]
明治30(1897)年、横浜市生れ。本名・野尻清彦。長兄は英文学者の野尻抱影。大正10(1921)年、東京帝国大学政治学科を卒業後、鎌倉高等女学校(現・鎌倉女学院高等学校)教師となったが、翌年外務省条約局勤務(嘱託)に。13年、鎌倉の大仏の裏手に住んでいたことに由来する大佛次郎の筆名で、「隼の源次」、ついで「鞍馬天狗」シリーズ第一作「鬼面の老女」を発表、作家活動をはじめる。時代小説から現代小説、歴史小説、ノンフィクション、エッセイと、幅広いテーマとスタイルで多くの作品を手がけた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。