文春文庫<br> 神楽坂迷い道殺人事件―耳袋秘帖

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文春文庫
神楽坂迷い道殺人事件―耳袋秘帖

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  • サイズ 文庫判/ページ数 296p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167779191
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

神楽坂で七福神めぐりが流行るなか、石像に頭を潰され〈寿老人〉が亡くなった。根岸肥前が江戸の難事件を解決するシリーズ第10弾!

内容説明

七福神めぐりが流行る神楽坂で、寿老人役の爺さんが石像に頭をつぶされて亡くなった。近所ではずいぶん嫌われ者の老人だったのだが…。一方、奉行所が十年来追い続ける大泥棒・品川左衛門が久々に姿を現す。贋の恵比寿天から弁財天の口吸いまで、不可思議な事件が相次ぐ。根岸肥前が活躍する書き下ろし余話「虫一匹」を収録。

著者等紹介

風野真知雄[カゼノマチオ]
1951年、福島県生まれ。立教大学法学部卒業。93年、『黒牛と妖怪』で第17回歴史文学賞を受賞。2002年に、第1回北東文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

タツ フカガワ

45
神楽坂の通称毘沙門天(善国寺)を囲むようにある七福神をもじった七軒の店の一軒、太巻き屋の主人寿老人が、棚から落ちてきた石像に当って死亡する。そのころ南町奉行根岸肥前へ、生涯で三万両を盗んだという大盗賊品川左衛門が善国寺の秘宝を狙っているという情報を大坂東町奉行所の同心が持ってくる。さまざまな騒動、事件を経たあと明らかになるドンデン返しの真相。根岸肥前の推理力にホームズ、ポアロが重なりました。2024/10/12

baba

34
不思議な話しを集める肥前守、以前の不思議を話していると折よく松平定信が登場。今回はすっきり解決したような、しないような。肥前守が思いがけない事を見抜いていた事はさすが、常識にとらわれない柔軟な考え方が凄い。 2016/03/07

baba

31
半年前に読んだのを忘れて読む。不思議な話しを集めている肥前守の推理が鮮やか。しかし、今回は「老いて迷う、迷わぬのは物を考えなくなった証拠、人は死ぬまで迷う。毎日、迷って、途方に暮れて眠るのさ」の言葉が胸に残る。『欠け欠けて月もなくなる夜寒哉 蕪村』秋だなぁ。2016/09/02

Hugo Grove

15
繊細な坂巻の今度の恋は上手くいくのか。2018/01/28

たち

15
坂巻さんとおゆうさんがいい感じになって、本当によかった~。七福神に絡めて泥棒がたくさん出てきて、面白いなと思いました。余話の「虫一匹」は趣向が変わっていて良かったです。こういう話をもっと読みたいな~。2016/05/17

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