内容説明
羽根とスパンコールで舞台を彩り、どんな悲劇にも必ず楽しいフィナーレが。そんな健気で能天気なタカラヅカだからこそ、キビシイ時代を生きる私たちの元気の素になるのかも!?観劇のお作法、歌劇団の仕組み、歴史、ファンの生態、チケットの入手法などなど、清く正しく美しいタカラヅカをのぞいてみたいアナタの疑問に答えます。
目次
第1章 宝塚10のオキテ
第2章 初ヅカ体験をしてみたい人のための疑問
第3章 宝塚に関するとてもよくある疑問
第4章 宝塚にちょっとハマりそうな人の疑問
第5章 ヅカファンの不思議な生態に関する疑問
第6章 宝塚でもっと賢くなる
著者等紹介
中本千晶[ナカモトチアキ]
昭和42(1967)年兵庫県加古川市生まれ。山口県周南市育ち。東京大学法学部卒業。リクルート勤務を経て独立。働き方、学び方、遊び方をテーマに執筆活動を展開する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けぴ
13
今度東京宝塚を見に行く予定なので予習として読んでみた。P112 戦前には男子を募集していた時期があったとは!(結局実際に合格者はいなかったようです)。P244 ”ムラ”の宝塚劇場が温水プールの失敗から劇場に変更したとの成り立ちも運命の数奇さを感じた(温水プールが成功していたら宝塚は無かったとのことです)。2017/09/17
エディン
13
宝塚駅を降りると、夢の中を歩いているような女性たちによく出くわす。宝塚歌劇を見てきたファンたちである。おとぎの国のような大劇場の中はどうなっているのか?自らも宝塚のファンをである著者が宝塚を語る。歴史、音楽学校、スター、演目、ファンなど、宝塚のすべてが実にコンパクトにまとめられている。昔行ったことがあるようなかすかな記憶とともに、この本を読んで宝塚歌劇を一度見てみたいと思ったが、チケットを取るのも至難の業らしい。本の下がパラパラ漫画になっていて、実によくできている。これだけでもご覧あれ!2015/10/23
zen-dai
11
これまで宝塚に興味はなかったが、宝塚好きな友達の話を聞いてちょっと手に取ってみた。イメージとして、男性には敷居が高いかなと思っていたけれど男性にもメリットがある等、少しイメージが変わった。初心者でもそれなりに楽しめました。1度見に行ってみたい。2015/10/25
Miyako Hongo
10
歌舞伎がインでSFがアウトと考えると、ヅカってオタクと呼ばれるか否かのボーダーにあると思う。一般的な認知度はインで、キワモノぶりでアウトって感じ。…すいませんファンの方。□宝塚ファンによる宝塚四方山話&入門本。歴史やシステム、見所やハマりポイント、チケットの買い方から情報の集め方、ファンの生態など。入れ込んでる人間のやることってのはどこも似たり寄ったりだ。□二次と三次の一番の違いは「視線が来るか来ないか」なのだそうで。視線が来ないアニオタは身なりに構わず、視線が来るドルオタは身繕いにも金をかけるそうな。2017/12/05
ちどり
7
宝塚が好き、という女性を何人か知っていますが、みなさんとても幸せそう。宝塚のファンの方たちは、宝塚の何に惹かれているのか、ずっと興味がありました。その疑問に応えてくれる、とても読みやすい、愛に溢れた本。宝塚といえばベルバラと思っていたけれど、ベルバラはめったに上演されないというお話には驚きました。2022/03/03