出版社内容情報
演劇界の異才による傑作群像劇
東京都三鷹市のスーパーマーケット「ママズキッチン」で働く人々は皆どこかヘン。しかしもっとおかしいのは毎日この店を訪れ「お弁当をタダでくれ」を叫ぶ車椅子に座る女だった。言葉を聞き入れてもらえない少女、自分の意見を捨てた女、完璧に見えるバイトリーダーに、他人の人生を壊してしまった男…。
「黙ってれば、自分の意見を持たなければ、嫌な思いもしませんから」
――バックヤードで繰り広げられる言葉の応酬と傷つけ合い。めんどうな12人の人間が曝け出した感情の先に希望は灯るのか。
演劇界の異才による傑作群像劇。
文庫版では著者自らによる「あとがき」を収録!
内容説明
東京都三鷹市のスーパー「ママズキッチン」で働く人々は皆どこかヘン。頼りない店長に八方美人のバイトリーダー、そして正義感の強い女性バイトに吃音の男性バイト。お互いに折り合いをつけることで保たれていた均衡は、面接にきた筋金入りのニート男や、毎日、「お弁当をタダでくれ」と叫ぶ車椅子の女性客らによって崩れてしまう。よりにもよってボジョレー・ヌーボー解禁日にバックヤードで繰り広げられることになった言葉の応酬と傷つけ合い。めんどうな12人が曝け出した感情の先に希望は灯るのか。演劇界の異才による傑作群像劇―。
著者等紹介
根本宗子[ネモトシュウコ]
1989年生まれ。東京都出身。19歳で劇団・月刊「根本宗子」を旗揚げ。以降すべての作品の作・演出を務める。本書が初の小説となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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