出版社内容情報
綱を逃した小錦痛恨の取り直しの一番、古今東西横綱ベストテン、貴乃花の今後など、誰もが知りたい疑問に「ご意見番」と好角家が答える。
内容説明
昭和28(1953)年の5月場所から334場所にわたり実況放送や現場取材を重ねてきた杉山氏が、好角家にして大宅賞作家である小林氏と縦横無尽に語り合った大相撲秘話の数々。大関・貴ノ花引退のあの日、小錦痛恨の取り直し、名勝負・名実況の活字再現etc。相撲ファン必携の一冊。朝青龍引退、貴乃花新理事に寄せた提言を加筆した完全版。
目次
まえがき―朝青龍の引退
品格―なぜ、本書を世に問うか
没収―国技としての大相撲を考える
土俵―大相撲の現在
希望―スポーツアナウンサーを目指して
実況―放送席の半世紀
不屈―貴ノ花、藤島部屋、二子山部屋
小錦―幻の外国人横綱第一号
横綱―誰が一番強かったのか
伝統―抑制の美学
提言―角界の未来に向けて
著者等紹介
杉山邦博[スギヤマクニヒロ]
昭和5(1930)年、北九州市生まれ。早稲田大学第一文学部を卒業後、NHKに入局。以来、大相撲、野球、オリンピックなど各スポーツ放送の実況アナウンサーとして活躍する。ことに大相撲は入局から一貫して担当、「相撲の杉山」として親しまれ、この道の第一人者である。現在も本場所に足を運んでいる。東京相撲記者クラブ会友、日本福祉大学生涯学習センター長、同大学客員教授
小林照幸[コバヤシテルユキ]
昭和43(1968)年、長野市生まれ。明治薬科大学在学中の平成4(1992)年に『毒蛇』で第1回開高健賞奨励賞を受賞。平成11(1999)年、『朱鷺の遺言』で第30回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。信州大学経済学部卒業。明治薬科大学非常勤講師(生薬学担当)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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