• ポイントキャンペーン

文春文庫
盗聴 二・二六事件

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 363p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167773434
  • NDC分類 210.7
  • Cコード C0195

出版社内容情報

二・二六事件の反乱軍の自宅はすべて盗聴されていた。その録音盤からは、北一輝を騙る謀略電話が発見されたのだ。何のために?

内容説明

二・二六事件の渦中、北一輝や安藤輝三、青年将校らの電話交信が、何者かに傍受・録音されていた。古びた録音盤に残された音声を手がかりに、元NHKプロデューサーである著者は、三十年余にわたり事件の探求に取り組んだ。運命を弄ぶ非情な政治力学から、極限の人間ドラマまで、事件の全体像を浮き彫りにした集大成。

目次

名乗り出た実行者
埋もれた「二十枚の録音盤」
同床異夢の「戒厳令」
「電話傍受綴」との符合
栗原中尉と謎の女
ドイツ大使館にいたスパイ
「2/29北→安藤」の録音盤
掃討作戦前夜の説得
政界工作の挫折
将軍たちの明暗
封印された真実
それからの二・二六

著者等紹介

中田整一[ナカタセイイチ]
1941(昭和16)年、熊本県生まれ。九州大学法学部卒。1966年、NHK入局。プロデューサーとして歴史ドキュメンタリー制作を担当。「戒厳指令『交信ヲ傍受セヨ』二・二六事件秘録」(1979年放送、放送文化基金本賞受賞)、「二・二六事件 消された真実―陸軍軍法会議秘録」(1988年放送、日本新聞協会賞・放送文化基金個人賞受賞)は圧倒的反響を呼んだ。同局スペシャル番組部長、NHKエデュケーショナル常務、大正大学教授などを経て、現在、現代史をテーマとする著述に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。