出版社内容情報
室町時代、足利義満の命により明への使節に加わった主人公が、日本国の根幹を揺るがしかねない大陰謀に巻き込まれる長篇歴史小説。
内容説明
下級役人の甚八郎は、三代将軍足利義満の命により、遣明使の右筆という大役を命じられる。一行には一山当てようとする商人、渡明で箔をつけようとする僧も加わって、甚八郎は右往左往。しかしその裏では、日本国の根幹を揺るがす陰謀が進行していた―。明までの航海を、史実に基づき描いた壮大な歴史小説。
著者等紹介
岩井三四二[イワイミヨジ]
1958年、岐阜県に生まれる。一橋大学卒業後、電機メーカーに勤務。96年に「一所懸命」で第64回小説現代新人賞を受賞し、デビュー。98年『簒奪者』で第5回歴史群像大賞受賞。2003年『月ノ浦惣庄公事置書』で第10回松本清張賞、04年「村を助くは誰ぞ」で第28回歴史文学賞、08年『清佑、ただいま在庄』で第14回中山義秀文学賞を、それぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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