文春文庫
日本の食卓からマグロが消える日

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 267p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167773045
  • NDC分類 664.63
  • Cコード C0195

出版社内容情報

マグロ漁獲量制限話が喧しいが、本当の問題は中国を始めとする新興国の魚食化進行で日本に魚が集まらなくなっていることにある!。

内容説明

マグロの握りを食べられなくなる日が遠からずやってくる!?各国からクロマグロ輸入全面禁止を求める動きがあるなど、日本にとって厳しい時代が来ている。だが、それ以上に問題なのが中国の大消費国化。富裕層の増加とともにすべての魚が中国へ向かっているのである。世界の魚争奪戦を描く骨太のノンフィクション。

目次

第1章 空前の海鮮ブームに沸く中国
第2章 中国市場を目指す日本の漁業者
第3章 世界一のマグロ消費大国日本
第4章 存亡の危機に立つ日本の遠洋マグロ漁船
第5章 世界でマグロの争奪戦が始まった
第6章 中国の国家マグロ普及戦略
第7章 日本人の食卓の今後
第8章 世界不況がもたらした「食の国内回帰」

著者等紹介

星野真澄[ホシノマスミ]
1968年長野県生まれ。1992年NHK入局。経済・社会情報番組部で「クローズアップ現代」「ドキュメントにっぽん」「プロジェクトX」、さらにNHKスペシャル「ローマ帝国」「日本の群像―再起への20年」などの番組ディレクターを担当。現在は「クローズアップ現代」チーフ・ディレクター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うたまる

3
「我々(中国人)は、日本を目標に、必ず魚の消費大国になりますよ」・・・NHKスペシャルを基にしたノンフィクション。中国の急激な需要増と漁船減少による供給減が日本の食卓に危機を齎すというのがテーマだが、何かおかしい。漁業者は採算割れで廃業し、商社は買い負けに苦慮している?もし生産者が困っているなら、それは買い手市場ってことだ。もし商社が困ってるなら、それは売り手市場ってことだ。なんでどっちも危機なんだ?本書発刊後も回転寿司からマグロが消えるなんてことは起こっていない。つまりオオカミ少年的報道ってことだろう。2016/10/05

ビイーン

2
本書を読むと近い将来、日本人がマグロを普通に食せなくなる時代が本当に来るのだと確信するようになるだろう。2015/02/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/303628
  • ご注意事項