文春文庫<br> Op.(オペレーション)ローズダスト〈中〉

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文春文庫
Op.(オペレーション)ローズダスト〈中〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 477p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167763022
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

並河警部補は、捜査を進めるうちに丹原三曹とテロの実行犯、「ローズダスト」のリーダー入江一功との間にある深い因縁を知る。並河とのふれあいに戸惑いながらも、過去の贖罪のために入江との戦いに没入してゆく丹原。だが日本に変革を促そうとする真の敵は、二人の想像を絶するところで動き出していた。今、日本が戦場と化す。

著者等紹介

福井晴敏[フクイハルトシ]
1968年東京都生まれ。千葉商科大学中退。98年『Twelve Y.O.』で第44回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。99年刊行の『亡国のイージス』で2000年第2回大藪春彦賞、第18回日本冒険小説協会大賞日本軍大賞、第53回日本推理作家協会賞長編及び連作短編部門を受賞。03年『終戦のローレライ』で第24回吉川英治文学新人賞、第21回日本冒険小説協会大賞日本軍大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シ也

50
“マル六の作業玉”と並河の密会と丹原に接近する一功が描かれる冒頭。丹原と一功が袂を断つきっかけとなった「LP」が描かれる中盤。でも個人的に一番興奮したのは最後の方で丹原を救出するために羽住と手を組んだ並河がダイスと戦いを繰り広げるシーン。特に上層部の思惑で何も知らない現場(銃器対策部隊)がダイスの本丸で睨み合いからの乱闘に移行するシーンでは、上層部と現場の連携の取れていなさと突入シーンが描かれ、警察小説ファンとしては生唾ゴクリものの連続だった2015/12/17

KAZOO

38
この中盤では過去のことがかなり明確になってきます。福井さんの書き方は非常に私に合っている感じがします。今の若い人にはあまり合わない感じもしますが、これだけ詳しく書かれると読後感も非常に印象に残るものになります。2014/09/23

hrmt

36
自分の頭で考える事を放棄して数十年の日本。都市部で発生したテロによって右へ右へと世論が誘導されていく様子は如何にも有り得そうで恐ろしい。個人的復讐だけでは到底収まりきらない憂国の裏事情が少しずつ見えてきましたよ。いよいよ最終巻へ〜2017/03/12

gonta19

35
2009/2/14 ジュンク堂住吉シーア店にて購入。 2013/3/6~3/12 朋希とローズダストの過去の確執が明らかになりつつ、現在の戦いも緊迫してくる。下巻でどういうふうにストーリーを畳み込むのだろうか。楽しみである。2013/03/12

どら

29
再読。基本的には必要以上の書き込みが多く、エンタメとしては所謂悪文なのだが、熱の入り方や、その肩に力が入っていることを感じてしまうので、そこで許せてしまう。まぁでも勘弁と言う人が結構いるレベルだろうな。ただアクション部分が出色なのはいつも通り。回顧シーンも泣ける。現在のシークエンスではやはり並河パートがイイ。この物語の一番ファンタジーは並河の家が家庭崩壊せずに、ここまで良い妻子に恵まれていることだと思う。丹原良かったね。2023/04/23

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