内容説明
冬子の身籠った赤ん坊は、十月十日を過ぎても生まれてこない。浮気ばかりしていた夫の徹は、子供の父親を疑い、奔放な妹の緑子と、その恋人で医者の卵である海くんは、協力という名の騒動を巻き起こす…。女優であり、本作の映画化で監督デビューも果たした著者の、静けさと笑いに満ちた処女小説。
著者等紹介
唯野未歩子[タダノミアコ]
1973年、東京生まれ。武蔵野美術短期大学、多摩美術大学を卒業後、女優、映像作家として活躍。2005年、初の長編劇映画「三年身籠る」の監督、脚本家としてデビュー。映画と並行して書かれた『三年身籠る』が作家としてもデビュー作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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