出版社内容情報
汚部屋清掃、遺品整理に子守も多田便利軒が承ります。まほろの愉快な奴らがパワーアップして帰ってきた! 痛快で熱く胸に迫る物語。
内容説明
東京都南西部最大の町・まほろ市の駅前で便利屋を営む多田と、高校時代の同級生・行天。汚部屋清掃、老人の見舞い、庭掃除に遺品整理、子守も料理も承ります―。多田・行天の物語とともに、前作でお馴染みの星、曽根田のばあちゃん、由良、岡老人の細君が主人公となるスピンアウトストーリー七編を収録。
著者等紹介
三浦しをん[ミウラシオン]
昭和51(1976)年、東京都生まれ。2000年に長編小説『格闘する者に○』でデビュー。06年『まほろ駅前多田便利軒』で第135回直木賞を受賞。12年『舟を編む』で第9回本屋大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミカママ
616
あああぁ、やっぱり(単行本で)読んでた…。本屋で読メチェックしたのに……慌ててたからなぁ。それでも最後まで既読か自信なかったのは、やはり映像も観ていたからだろう。『星良一の優雅な日常』が好き。さて『狂騒曲』を探さねば。2022/11/23
射手座の天使あきちゃん
557
この二人、しをんさんの理想の恋人像(男子)なんだろうなあと思うのは私だけ? どんな無理難題や悲惨な状況にも真面目に真正面から立ち向かうイケメン好青年・多田 天然・自己チュー・やんちゃ坊主で陰のある個性派・行天(しをんさんホントは仰天にしたかったのでは? (笑)) しかも、しをんさんの脳内イメージでは二人はBL関係なんでしょうね <(^_^; 二人に仕事を依頼する常連さんもお馴染みの個性派達、もう「ほっこり」すること請け合いですぅ!!(笑)2014/03/22
れみ
450
「まほろ駅前多田便利軒」の続編。主人公が多田&行天のお客さんたちだったりするのが面白い。このなかでは「星良一の優雅な生活」と「岡夫人は観察する」が特に好き。早く「~狂騒曲」も文庫化されるといいな。2014/05/13
まっし
326
読んでいて楽しくなる話でした。特に行天とユラコーの話が好きです。行天っぷりがよく出ているようで、ワクワクしながら読めました。最後もちょっといい話っぽいし。何だかんだであっという間に読んでしまった感があります。最後がちょっと気になる感じだったけど。。。続編が出たら読みたいです。2013/03/11
よこしま
284
タイトルとおり、前作『まほろ駅前多田便利軒』のサイドストーリー。しっかりと多田・行天も出てきますが(笑)いきなり星からのスタートでしたか。前作では書けきりませんでしたが、本当は彼のことを一番知りたかったんです。高校卒業したばかりなのに、大人顔負けの裏なビジネスぶり、カリスマ性だけでなく、優しい一面もあって安堵しました。岡夫人の洞察力も面白かったです。主人が多田に頼み続ける理由、そして便利屋や自分達の存在意義。新キャラ亜沙子への多田の想い。なんと言っても読者を愉快にさせるのは行天の言動なんでしょうね。2014/04/05