内容説明
かつて週刊文春に“ギャグゲリラの時代”があった―。1972年から82年まで赤塚不二夫が同誌に連載した「ギャグゲリラ」は、強烈なギャグとキャラクター、そして巧みな時事ネタの引用で読者を牽引した。10年間全520本から69本を厳選した本書には、70年代赤塚の精髄が詰まっているのだ!秘話満載の担当編集者座談会も必読。
目次
真実一路
クミトリ物語
(無題)
もうアカン!!
天然痘?
ヤハーン!!
やれるものならやってみな!!
悪の花園
ヘタのヨコずき
勝て、ガリ勉で合格の範ちゅうに〔ほか〕
著者等紹介
赤塚不二夫[アカツカフジオ]
漫画家。昭和10年、旧満州生まれ。終戦後帰国。31年、『嵐をこえて』でデビュー。「漫画王」に連載した『ナマちゃん』を契機としてギャグ漫画の最前線に躍り出、以降『おそ松くん』『ひみつのアッコちゃん』『天才バカボン』『ギャグゲリラ』など、数々の傑作をものし、「ギャグ漫画の王様」と謳われる。平成10年、紫綬褒章受章。20年8月2日死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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永野芽郁と田中圭を足して2で割った寺
44
私は近頃人間の才能が枯れて行く事に興味がある。赤塚不二夫が週刊文春に1972年から10年間連載した時事ネタのギャグ漫画の傑作選。売れっ子だった昭和47年から週刊誌連載がこれ1本になる頃まで。傑作選と言いながらも、段々とつまらなくなって行くのもわかって切ない。私的には、1977年頃からつまらなくなり始めていると思う。1979年にはもう完全につまらない。この時期に何があったか調べてみると面白いかも知れない。1977年にはネタの一つに盟友タモリを扱っている。この関係を想像してみるとちょっと面白い。2015/10/16
gtn
3
週刊文春の連載のためか、時事ネタを中心に、想像以上に丁寧な描きぶり。吹き出しの繊細な字は、赤塚氏によるものだろうか。イメージと異なる。2018/03/27
ナカムラ カツヤ
2
すごく面白かった! 時事問題をこうもおかしくギャグとして切り取れる人は、もう出て来れないのだろうかなぁ、と赤塚さんの不在は大きいのだなぁと思いました。 完全版、出してもらいたいですね、コレは。2009/08/16
菅家
2
序盤は構成がストレート過ぎて笑いにくかったけれど、だんだん笑えるようになっていった印象。「六法ふさがり」「ちょっとまずい話」が面白かったな。2009/08/10
d.meter
1
88点