文春文庫
放送禁止映像大全

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  • サイズ 文庫判/ページ数 383p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167753764
  • NDC分類 778
  • Cコード C0195

内容説明

世の中には、抗議や自主規制などにより再放送およびソフト化がされない、いわゆる「放送禁止映像」が存在する。いや、存在しなかったこととされている。それら決して見ることはできない「封印された作品」は、いったい何を問題視されたのか…。映像のタブーに鋭く切り込んだ評論集。河崎実監督との「ウルトラ対談」も収録。封印された“全264作品”から知る映像の暗黒史。

目次

第1章 テレビドラマ/現代劇(ザ・ガードマン東京警備指令;プレイガール ほか)
第2章 テレビドラマ/時代劇(めくらのお市;必殺仕掛人 ほか)
第3章 テレビドラマ/特撮(ウルトラQ;マグマ大使 ほか)
第4章 テレビアニメ(オバケのQ太郎;ジャングル大帝 ほか)
第5章 劇場用&ビデオ用映画(戦ふ兵隊;獣人雪男 ほか)

著者等紹介

天野ミチヒロ[アマノミチヒロ]
UMA(未確認生物)研究家。1960年東京生まれ。高校時代からUMA研究を始め、駒沢大学法学部卒業後、サラリーマン、ギャンブル場の現金輸送隊、要人警護、ホームレス等を経て、『放送禁止映像大全』で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinupon

77
明らかに今でも放送できないものや、これが何故いけないのかと思う作品もあります。映像は時代の鏡ですね。2016/10/19

ばりぼー

53
作品内の不適切な表現や差別用語による抗議や自主規制、スポンサーの圧力、政治的配慮、関係者の逮捕などの様々な事情により「放送禁止」の憂き目に遭った作品を網羅した貴重な資料集。70年代は発禁映像の宝庫で、特撮ヒーローものでも刑事ドラマでも、き◯◯◯とか、め◯◯とかあまりにも無造作に使いすぎ(笑)。「天才バカボン」に対する苦情に対して、赤塚不二夫先生が、「これはバカをバカをしてるんじゃなくて、バカをバカにしている人をバカにしてるんです」って言って納得させた話が笑えます。赤塚先生は偉大ですね(笑)。2015/10/05

ツバメマン★こち亀読破中

21
抗議や自主規制など、何らかの理由でDVD化や再放送がされない作品を紹介。過去に普通に放送されていたのに、後になって過度な自主規制や一部の人達による抗議により封印されてしまう作品も多い。「当時はその内容でもOKだった」で良いのではないかと思うのですが。TVなどは影響が大きいから難しいのかな?もちろん抗議をする自由もあるのだけれども。日本にはホントに表現の自由があるのか?と思いました。(放送に比べてまだ出版は自由だ。)…そのこととは関係ありませんが「オバQ」が観たい!2015/03/29

ぐうぐう

13
差別的内容、事件の余波、大人の事情等々により、闇に葬られた映像作品を紹介する『放送禁止映像大全』。子供の頃、再放送で何度も繰り返し見た懐かしのアニメ番組がTVではもう見られないというのは、やはり寂しい。にしても、昔は本当に無邪気だったのだなぁと思う反面、規制だらけの現在を窮屈に感じるのも事実。著者はUMA(未確認生物)の研究家で、生物を絶滅から救う姿勢と同じように、抹殺された放送禁止映像の発掘をしている点が、なんだか納得。2009/08/02

エドワード

10
僕も怪獣バカだった。昭和四十年代、僕達にはテレビが娯楽の王様だった。学校での話題もテレビばっかり。特撮モノやアニメの再放送が待ち遠しかった。しかし一向に再放送のない番組があった。その裏事情を調べたこの労作に、そうだったのか!と驚きと悔しさの感想を抱く。かつて印刷会社に勤めていた頃、コピーに差別語があったため、全社員対象に研修があった。放送禁止用語の問題は根深い。そんな中、近年「どろろ」「妖怪人間ベム」の映像化を実現した人々に拍手を送りたい。次は是非「バンパイヤ」のリメイクをよろしく!2012/06/30

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