文春文庫
本当の学力をつける本―学校でできること家庭でできること

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  • サイズ 文庫判/ページ数 293p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167753702
  • NDC分類 375
  • Cコード C0195

内容説明

塾もないやまあいの公立小学校の卒業生から、国立難関大学合格者が続出。その公立小学校には、「生活習慣の確立」「読み書き計算の徹底的な反復」を軸にしたユニークな実践が続いていました。本書は、その「陰山メソッド」を家庭でもできるようわかりやすく書き下ろした一冊です。巻末に、「家庭でできる教材一覧」を収録。

目次

第1章 学校でできること(公立高校入試結果への不信から;少人数学級が学力向上の第一歩 ほか)
第2章 家庭でできること(生活アンケートから教えられたこと;二度夕食を用意する母親 ほか)
第3章 新学習指導要領でできること(新学習指導要領、何が問題か;授業時間数が絶対的に足りない ほか)
第4章 社会でできること(赤ペンを握りながら死んでいった池野先生;組合の研究会では“管理教育”と批判される ほか)

著者等紹介

陰山英男[カゲヤマヒデオ]
1958年兵庫県生まれ。「生活習慣の確立」「読み書き計算の反復練習」などを主軸とする独自の実践を、塾もないやまあいの公立小学校で続けてきた。その10年の実践の結果、卒業生のなかから難関大学に入学する者が続出した。その実践を報告しつつ、家庭学習にも応用できるようにした本がベストセラーとなり「陰山メソッド」が全国的に注目をあびるようになる。現在、立命館大学教育開発推進機構教授(立命館小学校副校長兼任)。文部科学省・中央教育審議会教育課程部会委員。大阪府教育委員会教育委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

aiueo

3
現場の先生がどれほど危機感を持って子供たちの心配をしていたかが良くわかる。これほど小学生の学習時間が減っていたとは知らなかった。せめて、1学級20人にするとか現場の支援をするのが文科省の役割と違うの?と思いました。失敗を許さない土壌を作り結果 事なかれ主義に陥る。悪循環。だってね、学校だけが悪いんじゃないでしょ?社会も良い方向を目指してないでしょ?一人一人が自分の場所でキチンと仕事する。それを忘れてるんじゃないかと・・・子供たちに明るい未来を。時には鬼になる事も必要だなー。うちの子にも読み書き計算、都道府2012/08/18

oDaDa

2
私は一回の教育者であるにもかかわらず、教育書の類を基本的に信頼しない。理論化できないと思うからである。ただ、この陰山氏は本物の教育者だ。実践に伴う結果と児童・生徒を思う情熱がある。読み書きそろばん・基礎の反復学習こそ学力向上の鍵であり、教育に先端技術や特効薬はない。2015/10/19

Miki Kusunose

2
最近、BBTの義務教育関連の番組に出ていたので読んでみました。応用も大切だけど、基礎があってこそ。詰め込みと言われようが最初は反復が重要。小学校の低学年はまさにそうなんじゃないか。。。と考えさせられました。2013/02/28

BIDDULPH

2
基本的な読み書き計算ができない、敬語が使えない、対人関係がうまくこなせない、辛抱ができないという若者の課題。人手不足の真相は、給料に見合う資質を持つ人手が足りないということ。こういった社会のコスト感覚を子供たちに教え、クリアさせてやるだけの力を付けていかねばならない。2012/03/20

BIDDULPH

2
大学生の基礎学力の無さの原因が小学校からの義務教育における教育改革やゆとり教育といったシステムの移行によるものではないかと考えていたが、実践をもとに文科省の役人らと意見交換をした著者でしか示すことのできない見解が述べられていて面白い。2012/03/17

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